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ロシア海軍の改イワン・グレン型大型揚陸艦ウラジーミル・アンドレーエフとワシーリー・トルシンの船体は形成された

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『タス通信』より
2022年1月11日9時4分配信
【近代化された2隻の大型揚陸艦の船体は工場『ヤンターリ』で形成された】
モスクワ、1月11日/タス通信

沿バルト造船工場『ヤンターリ』で建造されている近代化されたプロジェクト11711大型揚陸艦「ウラジーミル・アンドレーエフ」「ワシーリー・トルシン」は、技術設計が修正され、その船体造船台で形成されている。
『タス通信』工場総取締役イリヤー・サマリンより伝えられた。

「大型揚陸艦の建造は、集積された技術設計の下で行なわれております。
今日における建造サイクルの製造期間は、造船台です。
双方の艦の船体の形成が進められています」

彼は話した。

総取締役は、沿バルト造船工場で起工された「ウラジーミル・アンドレーエフ」「ワシーリー・トルシン」は、その前任プロジェクトとは著しく異なっており、従って建造スケジュールは近代化の為の作業を考慮して調整されていると説明した。

「試験開始までに、技術的な順番での非常に多くの生産上の課題の遂行が控えており、これらの艦の工場航行試験について申し上げるのは、未だ時期尚早ですね」
サマリン
は指摘した。

近代化プロジェクト大型揚陸艦「ウラジーミル・アンドレーエフ」「ワシーリー・トルシン」は、前任ヴァージョンとは異なり、運用能力が向上し、ロシア連邦海軍の最新揚陸部隊の基礎を成す。
プロジェクト11711大型揚陸艦の排水量は6000トンを超える。
各艦は13両までの主力戦闘戦車或いは36両までの装甲車両及び戦闘車両或いは30両の車両、更には海軍歩兵大隊の輸送が可能である。



プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦「イワン・グレン」は、2004年12月24日に起工され、2012年5月18日に進水、2018年6月20日にロシア海軍へ引き渡され、北方艦隊第121揚陸艦旅団へ編入されました。

[プロジェクト11711大型揚陸艦の1番艦イワン・グレンはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
2018年10月22日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦イワン・グレンは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]

2番艦「ピョートル・モルグノフ」は2015年6月11日に起工され、2018年5月25日に進水、2020年12月23日にロシア海軍へ引き渡され、北方艦隊第121揚陸艦旅団へ編入されました。

[プロジェクト11711(イワン・グレン型)大型揚陸艦2番艦ピョートル・モルグノフはロシア海軍へ就役し、北方艦隊へ編入された]
2021年1月30日に北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着しました。
[ロシア海軍の最新鋭大型揚陸艦ピョートル・モルグノフは北方艦隊基地セヴェロモルスクへ到着した]


以前にはプロジェクト11711の建造は「イワン・グレン」「ピョートル・モルグノフ」の2隻で終了する予定でしたが、その後、一転して2隻が追加建造される事になりました。
[ロシア海軍の為に2隻のプロジェクト11711大型揚陸艦(イワン・グレン型)が追加建造される]

そして2019年4月23日に「ウラジーミル・アンドレーエフ」「ワシーリー・トルシン」の2隻が起工されました。
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[ロシア海軍の為のプロジェクト11711大型揚陸艦ウラジーミル・アンドレーエフとワシーリー・トルシンはカリーニングラードで起工された]

この2隻は、最初の2隻よりもサイズが拡大した改良型になります。
[サンクトペテルブルク国際海軍サロン(IMDS-2019)で改イワン・グレン型揚陸艦カイマンが公開された]
[改イワン・グレン型大型揚陸艦2隻は2023-2024年にロシア海軍へ就役する]
[ロシア海軍の改イワン・グレン型大型揚陸艦は排水量が約40パーセント増加する]

2022年1月上旬の時点で、「ウラジーミル・アンドレーエフ」「ワシーリー・トルシン」の船体は、ほぼ形成されているようです。
[ロシア海軍の改イワン・グレン型大型揚陸艦ウラジーミル・アンドレーエフの船体は2021年末までに形成される]

「ウラジーミル・アンドレーエフ」「ワシーリー・トルシン」は、太平洋艦隊へ配備されます。
『イズベスチヤ』より
2019年6月5日0時1分配信
【太平洋からクリルへ:新たな「揚陸艦」は極東の境界を強化する】
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