ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、コルベット「グレミャーシチー」とロシア英雄アルダル・ツィジェンジャポフはウラジオストク港で対空防衛訓練を実施した
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2021年-)



『インテルファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2022年1月14日4時12分配信
【太平洋艦隊の艦は沿海地方で対空防衛訓練を実施した】
ウラジオストク、1月14日、インテルファクス-極東
フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、更にコルベット「グレミャーシチー」と「ロシア英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は、沿海地方で対空防衛訓練を実施した。
金曜日に太平洋艦隊広報サービスは発表した。
「演習計画の下で、仮想敵航空隊は、太平洋艦隊主要基地への空襲を試みました」
声明では、こう述べられた。
戦闘艦の乗組員は、空中攻撃の際の行動手順へ取り組んだ。
戦闘艦の対空防衛班は、仮想目標を適時に探知、追跡し、有効距離へ接近したそれを仮想破壊した。
訓練は、艦隊の戦闘訓練計画の枠組みで実施された。
ロシア太平洋艦隊の大型対潜艦「マルシャル・シャーポシニコフ」(543、1986年2月2日就役)は、2016年春から2021年春までウラジオストクで大規模な近代化改装を行ない、フリゲートとして2021年4月27日に艦隊へ復帰しました。
[近代化改装された大型対潜艦改めフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"はロシア海軍太平洋艦隊へ復帰した]
プロジェクト20380コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」(339)は2021年12月25日にロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
[プロジェクト20380コルベット"ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"はロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊に編入された]
2隻とも2021年5月初頭に遠距離航海へ出発し、その後、太平洋中央部の太平洋艦隊の大規模演習へ参加し、7月8日に帰投しました。
[ロシア太平洋艦隊のアジア-太平洋遠征と太平洋中央部演習(2021年5月-7月)]
「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は、2021年10月中旬に日本海で実施された中国海軍との合同演習『海洋協同-2021』へ参加しました。
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2021』(2021年10月14日~17日)]
「マルシャル・シャーポシニコフ」は、2021年11月中旬にピョートル大帝湾で近代化された通信システム、対空防衛システム、レーダーの洋上試験を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2021年11月11日12時0分配信
【太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」は艦の新たなシステムの航行試験の為に海上へ出た】
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2021年11月12日14時30分配信
【太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」はピョートル大帝湾で対空防衛訓練を実施した】
「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は、2021年10月29日にピョートル大帝湾で機雷掃討、対水上砲撃訓練を行ないました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2021年10月29日13時15分配信
【太平洋艦隊のコルベット「ロシア英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」はピョートル大帝湾で特殊演習を実施した】
2021年12月1日からロシア連邦軍の新年度が始まり、「マルシャル・シャーポシニコフ」と「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は12月6日に洋上演習を行なう為に日本海へ出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"とコルベット"ロシア英雄アルダル・ツィジェンジャポフ"は日本海で戦闘訓練を行なう]
12月15日、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」が日本海で最新の対潜ミサイル「オトヴェート」(91R1)を発射しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"は日本海で新型対潜ミサイル"オトヴェート"を発射した]
「ロシア英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」なども周辺海域の封鎖に参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"のミサイル発射支援任務に従事した大型対潜艦アドミラル・トリブツ、コルベット・グロームキー、ロシア英雄アルダル・ツィジェンジャポフはウラジオストクへ帰投した]
プロジェクト20385コルベットの1番艦「グレミャーシチー」(337)は、2020年12月29日に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
[プロジェクト20385コルベットの1番艦グレミャーシチーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]
就役後もバルト海に留まり、2021年7月25日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタット泊地の観艦式へ参加しました。
2021年8月中旬頃にバルト海から出て、地中海へ向かう北方艦隊の大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」と合流し、8月13日に英仏海峡へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフと太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"と黒海艦隊の対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフは英仏海峡へ入った]
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット"グレミャーシチー"は2021年11月にウラジオストクへ到着する]
その後、同じくウラジオストクへ回航する潜水艦「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」及び「ヴォルホフ」と合流して地中海へ入りました。
9月23日にスエズ運河を通過して紅海へ入りました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年9月23日9時59分配信
【太平洋艦隊支隊は地中海から紅海へ向かった】
その後、アデン湾を通過して10月7日にインド洋へ入りました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月7日10時1分配信
【情報筋:太平洋艦隊支隊はインド洋を横断した】
10月16日にスリランカのコロンボへ寄港後、10月19日にはスリランカ南部へ到達し、太平洋艦隊の担当海域へ入りました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月19日8時35分配信
【太平洋艦隊の新たな潜水艦とコルベットはスリランカを迂回した】
10月30日にはミャンマーのティラワ港へ寄港しました。
太平洋艦隊の担当海域へ入った後、ウラジオストクから出迎えに来た給油船及び救助曳船と合流、11月16日にフィリピンのマニラ港へ寄港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"、潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはフィリピンのマニラへ寄港した]
その後、マニラを出航し、11月23日に沖縄本島と宮古島の間を通過し、11月27日に対馬海峡を北上して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2021年11月30日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
11月29日夜にウラジオストクへ到着し、翌11月30日にウラジオストク港内の金角湾埠頭で歓迎式典が開催されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"、潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはウラジオストクへ到着した]
新年の祭日期間中の2022年1月3日にウラジオストク港内でダメージコントロール演習を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の最新鋭コルベット「グレミャーシチー」はウラジオストク港でダメージコントロール演習を実施した]
2022年1月14日、3隻の水上艦戦闘艦はウラジオストク港内で対空防衛訓練を実施しました。
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