ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはイランのチャーバハール港を訪れた
『インテルファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2022年1月18日
【ロシア戦闘艦支隊はイランの港へ寄港した】
モスクワ、1月18日、インテルファクス
ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、大型海洋給油船はイランのチャーバハール港への寄港を行なった。
太平洋艦隊広報サービスは発表した。
「ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、大型対潜艦アドミラル・トリブツ、大型海洋給油船ボリス・ブトマで構成される太平洋艦隊艦船支隊は、イラン・イスラム共和国のチャーバハール港泊地へ投錨停泊しました」
広報サービスは言った。
艦隊本部によると、港でロシア海軍公式代表団は、ロシア、イラン、中国の戦闘艦の合同海軍演習実施の為の計画代表者会議へ参加する。
これに加え、ロシア艦は食料、水、燃料の備蓄を補充すると広報サービスは話した。
太平洋艦隊艦船支隊は12月末にウラジオストクから遠距離航海へ出発した。
「航海中に国際演習を含め、支隊を構成する戦闘艦は様々な海域での演習の実施を計画しております」
太平洋艦隊本部は伝えた。
艦はセーシェル諸島を含む幾つかの外国港への寄港を計画している事が指摘された。
ロシア太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(1990年1月7日就役)は、2021年11月下旬からウラジオストクの艦船修理工場『ダーリザヴォード』でオーバーホールを開始し、12月中旬までに完了しました。
[ウラジオストクでロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグのオーバーホールが始まった]
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(1986年2月15日就役/2016年7月再就役)は、2021年4月末から6月下旬まで東南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは東南アジアへの遠距離航海からウラジオストクへ帰投した]
大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」(1978年10月30日就役)は、2021年6月に太平洋中央部で実施された太平洋艦隊の大規模演習へ参加しました。
[太平洋中央部(ハワイ諸島海域)の演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊の支援船はウラジオストクへ帰投した]

2021年12月末(26日前後)、この3隻はセーシェル諸島への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはセーシェル諸島へ向かった]
艦船支隊の指揮官は、以前に黒海艦隊所属のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(2016年3月11日就役)の2代目艦長(2016年2月~2018年8月)を務め、今は太平洋艦隊の第36水上艦師団参謀長アナトーリー・ヴェリチコ1等海佐です。

艦船支隊は12月29日に対馬海峡を通過して東シナ海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年1月4日公表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
2022年1月11日にマラッカ海峡を通過してインド洋へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはマラッカ海峡を通過してインド洋へ入った]
1月13日にインド南西部のコーチ港へ寄港しました。


[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはインドのコーチ港を訪れた]


1月14日にインド海軍とのPASSEX(Passing Exercise、編隊航行訓練)を行ないました。



その後にコーチ港を去り、1月18日にイランのチャーバハール港へ寄港しました。


今回の遠距離航海は、ロシア帝国時代の装甲巡洋艦「ワリャーグ」のセーシェル諸島訪問105周年を記念して行なわれます。

『ロシア連邦外務省公式サイト』より
2021年12月24日19時29分配信
【セーシェル首都ヴィクトリアで巡洋艦「ワリャーグ」寄港105周年記念行事が行なわれた】
ロシア・日本戦争中の1904年2月に仁川沖で日本海軍と交戦した後に自沈し、その後日本に鹵獲された「ワリャーグ」は、日本海軍の練習巡洋艦「宗谷」として海軍兵学校の卒業生の遠洋航海などに従事していましたが(例えば井上成美、小澤治三郎、草鹿仁一、大河内伝七などの海兵37期生は卒業後に「宗谷」で遠洋航海を行ない、この時に鈴木貫太郎が艦長を務め、高野五十六と古賀峯一も指導官として乗っていた)、第1次世界大戦が始まると、「宗谷」を始めとする鹵獲艦はロシアへ買い戻され、1916年4月5日にはウラジオストクへ回航されました。


「ワリャーグ」は北氷洋小艦隊(北方艦隊の前身)へ編入され、ムルマンスクへ向かいました。
その途中でセーシェル諸島のヴィクトリア港へ寄港しました。
2022年1月18日
【ロシア戦闘艦支隊はイランの港へ寄港した】
モスクワ、1月18日、インテルファクス
ロケット巡洋艦「ワリャーグ」、大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、大型海洋給油船はイランのチャーバハール港への寄港を行なった。
太平洋艦隊広報サービスは発表した。
「ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、大型対潜艦アドミラル・トリブツ、大型海洋給油船ボリス・ブトマで構成される太平洋艦隊艦船支隊は、イラン・イスラム共和国のチャーバハール港泊地へ投錨停泊しました」
広報サービスは言った。
艦隊本部によると、港でロシア海軍公式代表団は、ロシア、イラン、中国の戦闘艦の合同海軍演習実施の為の計画代表者会議へ参加する。
これに加え、ロシア艦は食料、水、燃料の備蓄を補充すると広報サービスは話した。
太平洋艦隊艦船支隊は12月末にウラジオストクから遠距離航海へ出発した。
「航海中に国際演習を含め、支隊を構成する戦闘艦は様々な海域での演習の実施を計画しております」
太平洋艦隊本部は伝えた。
艦はセーシェル諸島を含む幾つかの外国港への寄港を計画している事が指摘された。
ロシア太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」(1990年1月7日就役)は、2021年11月下旬からウラジオストクの艦船修理工場『ダーリザヴォード』でオーバーホールを開始し、12月中旬までに完了しました。
[ウラジオストクでロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグのオーバーホールが始まった]
大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」(1986年2月15日就役/2016年7月再就役)は、2021年4月末から6月下旬まで東南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・トリブツは東南アジアへの遠距離航海からウラジオストクへ帰投した]
大型海洋給油船「ボリス・ブトマ」(1978年10月30日就役)は、2021年6月に太平洋中央部で実施された太平洋艦隊の大規模演習へ参加しました。
[太平洋中央部(ハワイ諸島海域)の演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊の支援船はウラジオストクへ帰投した]

2021年12月末(26日前後)、この3隻はセーシェル諸島への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはセーシェル諸島へ向かった]
艦船支隊の指揮官は、以前に黒海艦隊所属のフリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」(2016年3月11日就役)の2代目艦長(2016年2月~2018年8月)を務め、今は太平洋艦隊の第36水上艦師団参謀長アナトーリー・ヴェリチコ1等海佐です。

艦船支隊は12月29日に対馬海峡を通過して東シナ海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年1月4日公表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
2022年1月11日にマラッカ海峡を通過してインド洋へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはマラッカ海峡を通過してインド洋へ入った]
1月13日にインド南西部のコーチ港へ寄港しました。


[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグはインドのコーチ港を訪れた]


1月14日にインド海軍とのPASSEX(Passing Exercise、編隊航行訓練)を行ないました。



その後にコーチ港を去り、1月18日にイランのチャーバハール港へ寄港しました。


今回の遠距離航海は、ロシア帝国時代の装甲巡洋艦「ワリャーグ」のセーシェル諸島訪問105周年を記念して行なわれます。

『ロシア連邦外務省公式サイト』より
2021年12月24日19時29分配信
【セーシェル首都ヴィクトリアで巡洋艦「ワリャーグ」寄港105周年記念行事が行なわれた】
ロシア・日本戦争中の1904年2月に仁川沖で日本海軍と交戦した後に自沈し、その後日本に鹵獲された「ワリャーグ」は、日本海軍の練習巡洋艦「宗谷」として海軍兵学校の卒業生の遠洋航海などに従事していましたが(例えば井上成美、小澤治三郎、草鹿仁一、大河内伝七などの海兵37期生は卒業後に「宗谷」で遠洋航海を行ない、この時に鈴木貫太郎が艦長を務め、高野五十六と古賀峯一も指導官として乗っていた)、第1次世界大戦が始まると、「宗谷」を始めとする鹵獲艦はロシアへ買い戻され、1916年4月5日にはウラジオストクへ回航されました。


「ワリャーグ」は北氷洋小艦隊(北方艦隊の前身)へ編入され、ムルマンスクへ向かいました。
その途中でセーシェル諸島のヴィクトリア港へ寄港しました。

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