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ロシア海軍黒海艦隊の対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフと海洋曳船セルゲイ・バルクは地中海東部へ向かった

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア黒海地域情報供部(セヴァストーポリ市)発表
2022年1月22日16時0分配信
【黒海艦隊の対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」と救助曳船「セルゲイ・バルク」はボスポラス及びダーダネルス海峡を通行する】

黒海艦隊対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」救助曳船「セルゲイ・バルク」は、ボスポラス及びダーダネルス海峡の通行を行なっている。

セヴァストーポリから地中海への計画移動中に対機雷防衛艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」救助曳船「セルゲイ・バルク」の乗組員は、意図された課題へ取り組み、ダメージコントロール、海上移動中の対空及び対破壊工作防衛の艦上演習を行なう。

セヴァストーポリから地中海への計画移動を行なう艦船支隊は、そこで艦船戦力の計画ローテーションに沿ってそこで遠海ゾーンのロシア海軍常設グループの一員として加わる。



プロジェクト12700「アレクサンドリト」対機雷防衛艦の4番艦「ウラジーミル・イェメリヤノフ」は、サンクトペテルブルク『中部ネヴァ川造船工場』で2017年4月20日に起工され、2019年5月30日に進水し、2019年12月28日にバルチースク聖アンドレイ旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。
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[最新鋭非金属複合材料対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

黒海艦隊へ編入された「ウラジーミル・イェメリヤノフ」ですが、就役後もバルト海に留まり、新開発の各種機器の洋上試験に従事していました。
[ロシア海軍の3隻のアレクサンドリト級対機雷防衛艦は遠隔操作無人対機雷複合体アレクサンドリト-ISPUMを装備している]

2020年7月26日の『ロシア海軍の日』にサンクトペテルブルクネヴァ川の観艦式へ参加しました。
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2021年6月には、洋上試験を開始した同型艦「ゲオルギー・クルバトフ」の支援任務に従事しました。

[ロシア海軍の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ゲオルギー・クルバトフは洋上試験を開始した]

2021年7月25日の『ロシア海軍の日』にはクロンシュタット泊地の観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。


主要海軍パレード終了後、2021年8月上旬に配備基地となるセヴァストーポリへの移動を開始しました。
[ロシア海軍黒海艦隊の対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフはセヴァストーポリへ向かった]

バルト海を出た後に北方艦隊大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役/2010年12月7日再就役)や太平洋艦隊コルベット「グレミャーシチー」(2020年12月29日就役)などと合流し、ラ・マンシュ海峡を8月13日に通過、その後、ジブラルタル海峡を通過して地中海へ入りました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフと太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"と黒海艦隊の対機雷防衛艦ウラジーミル・イェメリヤノフは英仏海峡へ入った]

2021年9月5日にボスポラス海峡を北上して黒海へ入り、9月6日にセヴァストーポリへ到着しました。



「ウラジーミル・イェメリヤノフ」の舷側番号は就役時には「659」でしたが、セヴァストーポリ到着後、「466」に変更されました。
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プロジェクト23470海洋曳船「セルゲイ・バルク」は、ロシア内陸部『ヤロスラヴリ造船工場』で2014年10月30日に起工され、2016年12月27日に進水し、2020年2月21日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。

[新型海洋曳船セルゲイ・バルクはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]

2020年6月25日にボスポラス海峡を南下し、その後、地中海へ行きました。
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2020年8月17日にボスポラス海峡を北上し、その後にセヴァストーポリへ帰投しました。

2021年3月18日にボスポラス海峡を南下し、その後、地中海東部へ行きました。
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2021年5月31日にボスポラス海峡を北上し、その後にセヴァストーポリへ帰投しました。
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2021年6月9日に対破壊工作艇「パーヴェル・シラーエフ」と共にボスポラス海峡を南下し、その後、地中海東部へ行きました。
[ロシア海軍黒海艦隊の対水中工作艇パーヴェル・シラーエフと海洋曳船セルゲイ・バルクは地中海東部へ向かった]

8月22日に中型海洋給油船「イマン」と共にボスポラス海峡を北上し、その後にセヴァストーポリへ帰投しました。



2022年1月22日、「ウラジーミル・イェメリヤノフ」「セルゲイ・バルク」ボスポラス海峡を通過し、その後、地中海へ入りました。

「ウラジーミル・イェメリヤノフ」海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」「セルゲイ・バルク」海洋曳船MB-304と交代するようです。


現在、地中海東部(シリア沖を含む)には、少なくとも以下のロシア海軍の艦船が滞在しており、地中海作戦連合部隊(2013年6月1日創設)の指揮下で行動しています。

[黒海艦隊]
潜水艦「ロストフ・ナ・ドヌー」
2021年3月中旬から地中海東部に滞在
潜水艦「クラスノダール」:2021年9月中旬から地中海東部に滞在

フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」:2021年10月末から地中海東部に滞在
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月28日9時57分配信
【フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」は地中海へ進路を取った】

哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」:2021年10月末から地中海東部に滞在
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ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年10月26日15時50分配信
【黒海艦隊の哨戒艦「ドミトリー・ロガチョフ」は黒海海峡ボスポラスの通行を開始した】

小型ロケット艦「オレホヴォ・ズエヴォ」2022年1月下旬から地中海東部に滞在


小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」:2021年10月上旬から地中海東部に滞在
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月6日8時55分配信
【小型ロケット艦「ヴイシニー・ヴォロチョーク」は地中海へ進路を取った】


海洋掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」:2021年11月上旬から地中海東部に滞在
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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年11月8日9時38分配信
【掃海艦「ヴィツェ・アドミラル・ザハリン」は地中海へ向かった】

大型揚陸艦「オルスク」2022年1月中旬から地中海東部に滞在
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中型偵察艦「キルディン」:2021年10月上旬から地中海東部に滞在
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小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」:2021年10月初頭から地中海東部に滞在
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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(黒海艦隊)広報サービス発表
2021年10月2日14時0分配信
【黒海艦隊の小型海洋給油船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」は海峡を地中海へ向けて通行する】

救助船「エプロン」2022年1月中旬から地中海東部に滞在
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海洋曳船MB-304:2021年12月上旬から地中海東部に滞在
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対水中工作艇P-191「カデート」:2021年11月上旬から地中海東部に滞在
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