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2020年にロシア海軍の原子力潜水艦は北大西洋でイギリス海軍のフリゲートの曳航ソナーと接触した

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2022年1月22日8時0分配信
【「それは我々の直ぐ下だ!ロシアの潜水艦は如何にしてブリテンのフリゲートを驚かせたのか】
モスクワ、1月22日-ロシア通信社ノーボスチ、アンドレイ・コツ

王立海軍の艦とロシア海軍潜水艦は、辛うじて大惨事を招かなかった「間近の接触」に踏み込んだ。
アメリカのメディアは、グレートブリテン国防省の談話を引用して書き記した。
事件は2020年に北大西洋で発生した。
フリゲートは名前が分からないロシア潜水艦を追跡し、曳航機器で触れたなどと言われている。
今日において、これは珍しい事だが、冷戦時代、このような事件はとても頻繁に起こっていた。

[ぴったりとくっ付いた]
ブリテン
のメディアが報じたように、王立海軍23型フリゲート「ノーサンバーランド」は、スコットランド沿岸から約300キロ離れた海域を哨戒していた。
艦上には、軍事船員の日常生活についてのドキュメンタリーフィルムを撮影するテレビ局『チャンネル5』のメンバーが乗っていた。

ある時、水上に現れた潜望鏡通信アンテナがフィルムのコマに入った。
艦には警報が出された~並行コースを未確認の潜水艦が進んでいた。
動画から艦長の言葉が聞こえる
「奴らが浮上し、乗組員が出てきたら、我々は奴らの顔をよく見られるだろうな」

謎の潜水艦は水中へ隠れた。
対潜ヘリコプター「マーリン」が空中へ上がったが、その乗員は何も見る事が出来なかった。
その後、潜水艦は追跡を避け、急激な機動を行ない、「ノーサンバーランド」水中音響複合体(ソナー)曳航アンテナを文字通り粉砕した事が判明した。

原則として、西側当局は、このような事件にはコメントしない。
しかし、これは動画に撮影されていた。
グレートブリテン国防省は、事件を認める事を余儀なくされた。
「2020年末、フリゲート"ノーサンバーランド"は曳航アンテナで未知のロシア潜水艦へ接触しました」

任務は中断され、艦はアンテナを交換する為に港へ向かった。
ブリテンメディアは、フリゲートが予定よりも前に基地へ戻った事に直ぐ気が付いた。
報道機関は、潜水艦も同時に損傷を受けたかもしれないと主張しているが、ロシア国防省は、この件については何も発表しなかった。

[アンテナの捕獲]
曳航アンテナ
は、水中の潜水艦を探知する数少ない方法の1つである。
器具は、艦の音響記号の記録を可能にする。
大雑把に言えば、聞き分ける。
超高感度装置搭載艦自体に設置しても役に立たない~それはエンジンの騒音により搔き消される。
ソヴィエト社会主義共和国連邦、アメリカ合衆国、そして他の国は、同一の解決策を取った:センサーは外に、そして離れて存在しなければならない。

アンテナ自体は、マイクロフォンを詰めた細いチューブである。
艦はケーブルにより、それを後方へ引き摺る。
当然ながら、冷戦時代、このような機器の技術的特性は、敵対側にとっては非常に興味深かった。
ソヴィエト社会主義共和国連邦アメリカ合衆国も、敵の水中音響複合体を入手し、それを研究し、理解し、よりよく隠れる為、全ての正解と不正解を試みた。

1982年8月、NATO海軍バーメイド作戦を実施した。
同年5月にアルゼンチン巡洋艦を沈めたブリテン原子力潜水艦HMS「コンカラー」は、ポーランド漁船に偽装したソヴィエト偵察艦の後を追った。
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最新の曳航アンテナが有った。

出航前、アメリカの専門家は、ケーブルを切断し、貴重な機器を上手く盗む助けとなる特殊ニッパー潜水艦に取り付けた。
潜水艦が基地へ到達すると、アンテナ軍用輸送航空機アメリカ合衆国へ送り届けられた。

ソヴィエト社会主義共和国連邦海軍は1年後に復讐へと動いた。
1983年10月、プロジェクト671RTM「シチューカ」原子力潜水艦K-324は、サルガッソ海アメリカブロンスタイン型フリゲート「マックロイ」を追跡した。
船員は秘密の潜水艦探知複合体TASSの数値を読み、幾らか夢中になった。
フリゲートの艦尾の下で操艦していたK-324は偶然にもスクリューに水中音響複合体のケーブルを巻き付けた。
浮上を余儀なくされた。
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すぐに2隻のアメリカ駆逐艦が現場へ到着し、ソヴィエト潜水艦へ10日間同行し、極秘のアンテナを取り戻す事を試みた。
彼らはアボルタージュ(接舷)すら考えた。
原子力潜水艦は捕獲されなかったので、乗組員はそれを採取した。
しかし、丁度良い時にやって来たソヴィエト船「アルダン」ハバナK-324を曳航した。
そして、そこからアンテナはすぐにソヴィエト社会主義共和国へ送られた。

[対潜艦隊]
20世紀後半の北大西洋は、常にソヴィエト潜水艦NATO艦「猫と鼠」ゲームの為の競技場であった。
今や、全てが復活した事は明白である。
2018年、ペンタゴンは、冷戦中に大西洋ソヴィエト潜水艦へ対抗した第2艦隊を復活させた。
最初の常設作戦グループ「グレイハウンド」は2021年9月に形成された。

それは、「アーレイ・バーク」型駆逐艦「ドナルド・クック」「トーマス・ハドナー」で構成された。
大西洋アメリカ合衆国海軍水上部隊司令官ブレンダン・マクレーン中将によると、これらの艦は潜水艦狩りを専門とする。
その後、グループには駆逐艦「サリバンズ」、「コール」、「グレイブリー」が合流した。

4隻が同時に行動し、5隻目は修理とメンテナンスを行なう。
これに加え、「ボルゾイ犬」多目的原子力潜水艦或いは哨戒航空機で増強できる。
連合部隊は2022年7月には作戦準備態勢が整う。

アメリカ合衆国は認めている:ロシアは、探知が非常に困難な低騒音で動作する潜水艦原子力の「ヤーセン」ディーゼルエレクトリックの「ワルシャワンカ」の建造を習得した事を。
2年前、アンドリュー・ウッディ・ルイス中将は、ペンタゴン大西洋の覇権を失ったと言った。
彼の意見では、モスクワ「より致死的な兵器システム」を備えた機器を使用しており、それ故に運用安定性を伴う海軍の準備は全てが困難となった。
そして、主要な大西洋海軍基地の外で、アメリカの船員は、もはや自身が安全であるとは感じていない。
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