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ロシア海軍バルト艦隊の20隻の艦艇はバルト海で演習を行なう


『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2022年1月24日18時45分配信
【バルト艦隊の艦艇及び支援船は計画戦闘訓練活動の枠組みで海上へ出航した】

バルト艦隊の20隻の戦闘艦艇及び支援船は、計画戦闘訓練活動の枠組みで任務を遂行する為、恒久駐留所を去り、バルト海の指定海域へ出航した。

海上で、幾つかの戦術グループを統合したバルト艦隊の艦は、意図された任務~支隊の対潜、対空防衛、実地戦闘訓練を行なう支隊の対機雷支援~を遂行する。

演習の枠組みで、掃海艦、小型対潜艦、小型ロケット艦、ロケット艇戦術グループを構成して行動する。

[参照]
ロシア連邦軍
の訓練計画に沿って、2022年1月~2月に海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の総指揮下でロシア海軍の全ての艦隊の担当ゾーンで一連の演習が行なわれる。

演習の主な方向性は、世界の大洋におけるロシアの国益を防護する為の海軍航空宇宙軍の部隊の行動への取り組み、更には海と大洋方向からのロシア連邦への軍事的脅威への対抗に在る。

演習は、ロシア領に隣接する海域、更には世界の大洋の作戦上重要な海域を対象とする。
各々の演習は、地中海、北海、オホーツク海大西洋北東部及び太平洋で行なわれる。

合計で140隻以上の戦闘艦及び支援船、60機以上の飛行装置、1000両の軍用車両、約10000名の軍人の活動への参加が計画されている。



今回のバルト艦隊広報部発表では、演習へ参加する艦の名前は公表されていませんが(本文を読む限りでは比較的小型の艦が参加する)、動画を見る限り、少なくとも以下の8隻が確認できます。

543:対機雷防衛艦「ピョートル・イリイチョーフ」
507:対機雷防衛艦「アレクサンドル・オブホフ」
322:小型対潜艦「カバルディノ・バルカリヤ」
824:ロケット艇R-293「モルシャンスク」
570:小型ロケット艦「パッサート」
510:基地掃海艦BT-230「レオニード・ソボリョフ」
855:ロケット艇R-187「ザリョチヌイ」
562:小型ロケット艦「ゼリョヌイ・ドル」


なお、対機雷防衛艦「ピョートル・イリイチョーフ」バルト艦隊所属では無く、未だロシア海軍へ引き渡されていません。
(今年に就役予定)
同艦は2021年12月初頭から洋上試験を開始していますが、各種試験を兼ねて今回の演習へ参加するようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の新世代非金属複合材料対機雷防衛艦ピョートル・イリイチョーフはフィンランド湾で洋上試験を開始した]
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