ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフ、フリゲート「アドミラル・カサトノフ」、大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは演習へ参加する為に出航した
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア北方艦隊広報サービス発表
2022年1月26日5時5分配信
【北方艦隊の艦は多種戦力グループを構成する演習を実施する為に海上へ出た】
北方艦隊の戦闘艦・支援船支隊は、開始された北極派遣グループ軍部隊との演習の枠組みでバレンツ海へ出航した。
支隊の一員として、ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」、そして更に支援船が行動する。
演習中に戦闘艦支隊は、艦隊の様々な部隊との協同行動の問題へ取り組み、危機的状況が発生した北方海上での海上交通線及びロシア連邦の海上経済活動海域の安全を保障する課題を合同で解決する。
ロシア連邦軍の訓練計画に沿って、2022年1月~2月にロシア海軍の全ての艦隊の担当ゾーンで一連の演習が行なわれる。
戦闘訓練活動は、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の総指揮下で行なわれる。
演習の主な方向性は、世界の大洋におけるロシアの国益を防護する為の海軍と航空宇宙軍の部隊の行動への取り組み、更には海と大洋方向からのロシア連邦への軍事的脅威への対抗に在る。
演習は、ロシア領に隣接する海域、更には世界の大洋の作戦上重要な海域を対象とする。
各々の演習は、地中海、北海、オホーツク海、大西洋北東部及び太平洋で行なわれる。
合計で140隻以上の戦闘艦及び支援船、60機以上の飛行装置、1000両の軍用車両、約10000名の軍人の活動への参加が計画されている。

ロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」(1986年11月5日就役/2016年12月26日再就役)は、2021年7月25日の『ロシア海軍の日』にクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加し、8月初頭に北東大西洋で演習を行なった後、8月11日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[クロンシュタットとサンクトペテルブルクの『ロシア海軍の日』観艦式(主要海軍パレード)へ参加した北方艦隊の水上艦は母港セヴェロモルスクへ帰投した]
2021年9月15日には長距離対艦ミサイル「ヴルカーン」を発射しました。
[ロシア海軍北方艦隊と太平洋艦隊の長距離対艦ミサイル(グラニート/ヴルカーン)発射訓練(2021年9月)]

フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」(2020年7月21日就役)は、2022年1月上旬にバレンツ海でヘリコプターの着艦訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・カサトノフ」はバレンツ海でヘリコプターの着艦訓練を実施した]

大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」(1982年1月10日就役/2010年12月7日再就役)は、2021年6月末からバルト海、地中海、大西洋(赤道ギニア沖)への遠距離航海を行ない、同年12月1日にセヴェロモルスクへ帰投しました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは遠距離航海を終えて母港セヴェロモルスクへ帰投した]
2022年1月10日には就役40周年を迎えました。
[ロシア海軍北方艦隊の大型対潜艦ヴィツェ・アドミラル・クラコーフは就役40周年を迎えた]

中型海洋給油船「ヴャジマ」(1982年9月29日就役)は、2020年12月末~2021年4月下旬に行なわれたフリゲート「アドミラル・カサトノフ」の地中海遠征へ同行しました。
[ロシア海軍北方艦隊の中型海洋給油船ヴャジマと救助曳船ニコライ・チケルは地中海遠征から帰投した]
2022年1月18日、この4隻はバレンツ海へ出航し、隊列を組んで航行訓練や洋上補給訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦船はバレンツ海で航行訓練を行なった]
2022年1月26日未明、フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」、大型対潜艦「セヴェロモルスク」、大型揚陸艦「イワン・グレン」などがバレンツ海へ出航し、演習を開始しました。
[ロシア海軍北方艦隊はバレンツ海での演習を開始した]
続いてロケット巡洋艦「マルシャル・ウスチーノフ」、フリゲート「アドミラル・フロータ・カサトノフ」、大型対潜艦「ヴィツェ・アドミラル・クラコーフ」なども演習へ参加する為にバレンツ海へ出航しました。
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