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ロシア海軍太平洋艦隊の輸送戦闘ヘリコプターKa-29はカムチャツカ半島で海軍歩兵部隊の火力支援訓練を実施した

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『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア軍管区(艦隊)広報サービス発表
2022年1月26日14時30分配信
【カムチャツカで海軍歩兵の火力支援の為に太平洋艦隊海上航空隊のヘリコプターKa-29が使用された】

カムチャツカ太平洋艦隊海上航空隊ヘリコプターKa-29乗員は、海軍歩兵部隊の火力支援任務へ取り組んだ。

2機の輸送-戦闘ヘリコプターの乗員は指定ルート上の飛行を実施し、戦術課題を解決し、指定目標へ兵器を使用した。
ヘリコプターの目標指定は、航空管制官と戦術フィールドでの特殊発煙指示信号により行なわれた。

海軍歩兵部隊の地上支援の為のヘリコプターの使用は、仮想敵に対する高い戦術優位性を高い効率で示した。

活動は、カムチャツカ太平洋艦隊海軍歩兵連合部隊の一連の計画戦闘射撃の枠組みにおいてラドイギノ射爆場で行なわれ、800名以上の将兵が参加した。
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カモフ対潜ヘリコプターKa-27の派生型である戦闘輸送ヘリコプターKa-29は、プロトタイプKa-252TBが1976年7月28日に初飛行した後、1984年から1991年までに『クメルタウ工場』で59機が生産されました。
海軍への軍備採用(制式採用)は1987年8月8日です。

ソ連邦時代には、プロジェクト1174大型揚陸艦(イワン・ロゴフ型)へ搭載されていましたが、1990年代以降に1174が退役した為、搭載艦が無くなり、殆どが予備役として保管されました。
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現在、ロシア海軍が保有するKa-29は28機であり、2015年頃までは極一部の機体だけが稼働状態に在りましたが、2016年から修復が開始されました。
[ロシア海軍航空隊へ戦闘輸送ヘリコプターKa-29が復活する]

2016年12月、太平洋艦隊向けのKa-29の修理が完了し、沿海地方へ送られました。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の為の艦載輸送戦闘ヘリコプターKa-29が修復された]
[ロシア海軍太平洋艦隊は修復された戦闘輸送ヘリコプターKa-29を受領する]

2017年11月上旬にも太平洋艦隊Ka-29が再配備されました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア東方軍管区(太平洋艦隊)広報サービス発表
2017年11月9日8時20分配信
【太平洋艦隊海軍航空隊へ6機の更新されたヘリコプターKa-29が補充された】

現在、太平洋艦隊には、12機程度のKa-29が配備されており、沿海地方ニコラエフカ飛行場カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場に駐留しています。

エリゾヴォ飛行場Ka-29は、第175独立艦上対潜ヘリコプター飛行隊に所属しています。
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