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2022年2月上旬のロシア海軍の北東大西洋演習はアイルランドの排他的経済水域の外で実施される

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『タス通信』より
2022年1月30日4時0分配信
【ロシア連邦海軍の演習はアイルランドの排他的経済ゾーンの外へ移動する】
ロンドン、1月29日/タス通信

ロシア国防省は2月初頭に計画されているロシア連邦海軍大西洋北東部の演習をアイルランドの排他的経済ゾーンの外へ移動させる決定を下した。
ダブリンロシア大使館から『タス通信』へ宛てられた声明では、こう述べられている。

「アイルランド政府からの要請に応え、そして更にアイルランドの南方及び西方の漁業生産組合へ向け、ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグは、2月3日から8日に計画されているロシア連邦海軍の演習を、アイルランド漁師の伝統的な漁場での通常の業務の妨げを作らない目的でアイルランドの排他的経済ゾーンの外へ移動させる決定を下しました。
もう一度強調させて頂きますと、この演習は国際規則に完全に沿って行なわれるものであり、アイルランドには何ら脅威ではありません」

文書では、こう述べられた。

以前、アイルランドの漁師と政府要人は、演習実施に関連津、海洋植物と動物への潜在的な被害を恐れるという一連の声明を出した。
特に、水中音響機器の積極的な使用は、鯨目の代表に危険をもたらす可能性があると言われた。

アイルランドミホル・マーティン首相は、火曜日に共和国は国際海域と同国沿岸からかなり離れているが、アイルランドの排他的経済ゾーンで実施されるロシア軍事演習の実行を「歓迎しない」と述べた。
彼によると「そこには環境問題が有ります」

[大使館の立ち位置]
月曜日、ダブリンロシア大使ユーリ・フィラトフ『タス通信』へ、アイルランド当局は、「アイルランド側へ正式に通告しなければならない」ロシア連邦海軍の演習について如何なる心配の理由は無く、航空及び海上の安全に関する全ての必要な規則は遵守されると言った。

木曜日、彼はアイルランドの漁業分野の代表との会合を行ない、会話の後、彼らは来たるべき演習について大使館との理解の為に来たと言った。
大使は更に、アイルランドの漁師へ、演習海域での如何なる挑発的な行動も控えるように求めた。

[ロシアの演習について]
先週、ロシア国防省は、2022年1月~2月、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の総指揮下でロシア海軍の全ての艦隊の担当ゾーンで一連の演習が行なわれると発表した。
当局は、演習の主な方向性は、世界の大洋におけるロシアの国益を防護する為の海軍航空宇宙軍の部隊の行動への取り組み、更には海と大洋方向からのロシア連邦への軍事的脅威への対抗に在る事を強調した。

演習は、ロシア領に隣接する海域、更には世界の大洋の作戦上重要な海域を対象とする。
各々の演習は、地中海、北海、オホーツク海大西洋北東部及び太平洋で行なわれる。
合計で140隻以上の戦闘艦及び支援船、60機以上の飛行装置、1000両の軍用車両、約10000名の軍人の活動への参加が計画されている。
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