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ロシア海軍の為の新型電池魚雷UET-1イフチオザーヴルの生産数は2023年以降に増加する

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『タス通信』より
2022年2月3日9時48分配信
【情報筋:最新魚雷「イフチオザーヴル」の生産は2023年に増加する】
モスクワ、2月3日/タス通信

将来電池魚雷UET-1(コード名「イフチオザーヴル」(魚竜)の生産量は2023年に増加する。
『タス通信』は防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。

「最新魚雷UET-1の生産量は、来年からの著しい増大が計画されております。
これに関連し、艦隊が必要な数の製品を得られるように、新たな長期契約の署名が計画されております」

対談者は話した。

2018年に締結された5年契約の枠組みで、ダゲスタン工場『ダグジゼリ』は2023年までにロシア連邦海軍の為の73基の魚雷を供給しなければならない。
「この数は、海軍に在籍する全てのプロジェクト636.3ディーゼル潜水艦への完全な装備にすら充分では有りません。
この為には、少なくとも2倍以上の製品が必要です」

対談者は強調した。

『タス通信』には、これについての公式な情報は無い。

UET-1は、戦闘及び技術的特性の増大した新たな汎用電池魚雷であり、それは、古い誘導電池魚雷USET-80を代替する。
魚雷は、よりも高速であり、より有効に水中目標を探知する。
新たな製品の特長の中には、水上艦の航跡の探知と追尾能力、高速調整航行能力がある。



UET-1(汎用電池魚雷)は、1980年に制式採用されたUSET-80(汎用誘導電池魚雷)の直接の後継となる電池航走魚雷です。
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UET-1の詳しい性能は明らかにされていませんが、「ウェーキ・ホーミング」機能(航跡追尾機能)が備わっているようです。

2018年2月28日に署名された契約により、ダゲスタン共和国カスピースクに在る『ダグジゼリ』は、2023年末までに計73基のUET-1を生産します。
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[ロシア海軍の為の新型電池魚雷UET-1は2023年までに73基が生産される]

しかし、73基の魚雷では、プロジェクト06363潜水艦(黒海艦隊へ6隻就役、太平洋艦隊にも6隻就役予定)4隻分くらいにしかならず、契約期間が満了する2023年に生産数を増加させる新たな契約が締結されるようです。
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