ロシア海軍太平洋艦隊の為のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは2022年6月に白海で洋上試験を開始する

『タス通信』より
2022年2月8日9時31分配信
【原子力潜水艦「クラスノヤルスク」は6月に白海での航行試験へ入る】
モスクワ、2月8日/タス通信
セヴェロドヴィンスクの『セヴマシュ』社で建造されているプロジェクト885M(「ヤーセン-M」)多目的原子力潜水艦の第2の生産艦K-571「クラスノヤルスク」は、今年6月初頭に白海での工場航行試験へ入る。
『タス通信』は防衛産業企業体の情報提供者より伝えられた。
「原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクは、2022年6月の初日に工場航行試験へ入ります。
白海において航行条件下での艦内機器の動作が点検され、その航行性能と機器の性能が設計特性に沿って決まります」
対談者は話した。
彼によると、現在、艦(工場番号163)は始動開始作業を行なっており、近い内に係留試験へ移行する。
対談者は、原子力潜水艦「クラスノヤルスク」は航行試験後に国家試験が待っており、巡洋艦の兵装システムが実地で点検される。
今年末に原子力艦は太平洋艦隊への引き渡しが計画されている。
『タス通信』は、これについて公式な情報を持っていない。
「クラスノヤルスク」は、プロジェクト885M(「ヤーセン-M」)の2隻目の生産艦であり、3番艦である。
潜水艦は2014年に起工された。
造船台からの出渠と進水は2021年7月30日であった。
プロジェクト885M原子力潜水艦は、サンクトペテルブルク海洋機械製造局『マラヒート』により開発された。
現在、『セヴマシュ』では7隻のプロジェクト885M潜水艦が様々な建造段階に在る。
プロジェクト885M原子力潜水艦のトップ「カザン」は5月7日にロシア海軍へ引き渡された。
プロジェクト885/885M潜水艦の基本兵装は、有翼ミサイル「カリブル」或いは「オーニクス」である。


プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦 シリーズの4番艦(プロジェクト「ヤーセン-M」としては3隻目)K-571「クラスノヤルスク」は、2014年7月27日に起工されました。
[多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスク(と戦略原潜ボレイ級5番艦)はロシア海軍の日に起工された]
2017年1月下旬までに船体の水圧試験が終了しました。
[ロシア海軍の第4世代多用途原潜ヤーセン級4番艦クラスノヤルスクの船体の水圧試験が行なわれた]
2021年7月30日に進水しました。
[ロシア海軍のヤーセン-M級原子力水中巡洋艦クラスノヤルスクはセヴェロドヴィンスクで進水した]
進水後は造船所の岸壁で艤装工事が進められています。
「クラスノヤルスク」の洋上試験は2022年6月初頭の開始が予定されています。
「クラスノヤルスク」のロシア海軍への引き渡しは2022年末に予定されており、太平洋艦隊へ配備されます。
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