ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はオホーツク海で洋上補給を行なった
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア沿海地域情報供給部(ウラジオストク市)広報サービス発表
2022年2月10日3時0分配信
【太平洋艦隊の戦闘艦はオホーツク海で海上の給油船からの水と燃料の補充を行なった】
オホーツク海で演習を実施している太平洋艦隊戦闘艦支隊は、支援船からの水と燃料の備蓄の計画補充を行なった。
補充は中型海洋給油船「イジョラ」により保障された。
公海における液体貨物の移送・受け入れ演習の枠組みで、漂流する船の専門家は、戦術艦グループを構成して演習行動中のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、更にはコルベットとロケット艇へ補給した。
補給は、等級2の海上の波という良好な気象条件下で行なわれた。
以前、砕氷船が同行した太平洋艦隊の艦はラペルザ海峡の氷原海域を突破した。
現時点で20隻以上の太平洋艦隊の戦闘艦と支援船が計画海軍演習の枠組みで海上での課題へ取り組んでいる。
それには、コルベット「グレミャーシチー」、「ソヴェルシェーンヌイ」、「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」、水と燃料の補充、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、指揮艦「マルシャル・クルイロフ」、更には小型ロケット艦及び小型対潜艦、掃海艦及びロケット艇が参加している。
活動の枠組みで、艦はロシア東方の海上交通線及び海上経済活動海域の安全保障の課題へ取り組む。
ロシア海軍は2022年1月末から4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)の大規模演習を開始しており、既に他の3艦隊は海上での演習を実施しています。
[ロシア海軍世界規模演習(2022年1月下旬-2月)]
太平洋艦隊も日本海とオホーツク海での演習を行なう事になり、2021年2月1日にウラジオストクからコルベット「グレミャーシチー」、「ソヴェルシェーンヌイ」、「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、指揮艦「マルシャル・クルイロフ」などの約20隻の艦船が出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の約20隻の艦船は日本海とオホーツク海で演習を行なう]
翌2月2日、カムチャツカ半島に駐留する太平洋艦隊の10隻以上の艦船もペトロパヴロフスク・カムチャツキーから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の10隻以上の艦船はカムチャツカ沖で演習を行なう]
一方、ウラジオストクから出航した主力部隊はラペルザ海峡(宗谷海峡)付近へ進出し、2月5日にはヘリコプターで氷上偵察を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はオホーツク海へ入る前にラペルザ海峡(宗谷海峡)付近の氷上偵察を行なった]
その後、砕氷船「カピタン・フレブニコフ」(1981年就航、ロシア連邦運輸省の『ロスモルポルト』所属)の先導により、太平洋艦隊主力部隊はラペルザ海峡の通行を開始し、2月7日にはオホーツク海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はラペルザ海峡(宗谷海峡)を通過してオホーツク海へ入った]
2月10日にはオホーツク海で中型海洋給油船「イジョラ」(1970年4月24日就役)から洋上補給を受けました。
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