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ウルップ島近辺のロシア領海へ侵入したアメリカ海軍の原子力潜水艦は3回の警告射撃の後に退去した


『インテルファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2022年2月14日16時23分配信
【ロシア海軍はクリルから外国潜水艦を退去させる為の特殊行動を3回使用した-ショイグ】
モスクワ、2月14日、インテルファクス

外国、おそらくはアメリカ潜水艦ロシア領域から退去させるのに約3時間を費やしたとロシア国防相セルゲイ・ショイグは述べた。

「クリル諸島のウルップ島海域で演習の1つへ取り組んでいた時、おそらくは合衆国の潜水艦が探知されました。
3時間に渡る行動の結果、潜水艦はロシア連邦領海を退去しました。
この時に同艦は(国境線から)4キロメートル以上のかなり奥まで到達しておりました。
この潜水艦への特殊行動の結果、3度の行動で潜水艦はロシア領海から退去しました」
ショイグ
は月曜日にロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンとの会合で話した。

「東方におけるこのような類の積極的活動は全く理解できず、不合理です」
長官は付け加えた。

以前、ロシア連邦軍参謀本部作戦総局副局長スタニスラフ・ガジマゴメドフは、ロシアロシア連邦領海を侵犯する者に対し打撃を与える準備を整えているが、その決定は最高レベルにおいて下されると述べた。
彼は更に、ロシアは未だに極東ではアメリカ艦隊へ対抗する為の艦と航空機が不充分ではあるものの、黒海バルト海に関しては「完全な閉鎖」が可能である事を指摘した。

潜水艦の事件は、モスクワ時間2012年2月12日10時40分にクリル諸島ウルップ島海域のロシア連邦領海内の太平洋艦隊部隊の計画演習海域で発生した。
そこでアメリカ合衆国海軍「ヴァージニア」型潜水艦が探知されたと国防省の声明では述べられた。
潜水艦の乗組員にロシア領海への滞在を通知し、即時の浮上の要望を送信したが、無視された事が指摘された。

「水中分野におけるロシア連邦国境線の防護の指導文書に沿って、太平洋艦隊のフリゲート"マルシャル・シャーポシニコフ"乗組員は、然るべき手段を使用しました」
ロシア連邦国防省
は声明で述べた。

「アメリカ潜水艦は、電波位置測定手段及び水中音響監視手段の目標を倍増させる目的で自走ダミーを使用し、最大速力でロシア連邦領海から去りました」
国防省
は指摘した。

これに対し、アメリカ合衆国インド・太平洋コマンドの代理人カイル・ライネスは、アメリカ潜水艦ロシア領海での作戦は実施していないと言った。
「ロシアの領海での我々の作戦についての声明は事実では有りません」
軍当局者は2月13日に表明した。
彼は話した「私は、我々の潜水艦の正確な居場所についてはコメントを控えさせて頂きますが、我々は、中立水域において安全な航海と行動を行なっております」



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2022年2月12日、ロシア海軍の世界規模演習の一環としてクリル諸島ウルップ島周辺海域で演習を行なっていた太平洋艦隊艦船部隊は、ロシア領海を侵犯したアメリカ海軍ヴァージニア級原子力潜水艦を発見しました。
アメリカ原潜ロシア側の警告を無視したので、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」が警告射撃を行ない、アメリカ原潜は退去しました。
[ウルップ島付近で演習を行なっていたロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はアメリカ海軍のヴァージニア級原子力潜水艦を発見し、退去させた]

このヴァージニア級原子力潜水艦は、2月12日に対潜哨戒機Il-38太平洋艦隊潜水艦を目標にして対潜演習を行なっていた時に発見されたようです。
[ウルップ島付近で演習を行なっていたロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はアメリカ海軍のヴァージニア級原子力潜水艦を発見し、退去させた]
[アメリカ海軍のヴァージニア級原子力潜水艦はロシア海軍太平洋艦隊の対潜哨戒機と潜水艦の対潜演習中にウルップ島周辺海域で発見された]
[ロシア近海におけるアメリカ海軍及びNATO海軍の潜水艦の行動は常にロシア海軍により監視されている]

今回のロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将の談話によると、「マルシャル・シャーポシニコフ」は3回の「特殊行動」を行なったとの事ですから、警告射撃を3回行なったようです。
アメリカ原子力潜水艦は3時間後に退去したとの事ですから、単純に計算して1時間おきに警告射撃を行ない、3回目で退去したようです。
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