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2022年2月19日に実施されるロシア連邦軍戦略抑止戦力演習にはロシア海軍の北方艦隊と黒海艦隊が参加する

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『タス通信』より
2022年2月18日17時47分配信
【ロシアはプーチンの指導下で戦略抑止戦力の演習を実施する】
モスクワ、2月18日/タス通信

ロシア軍は土曜日に国の大統領ウラジーミル・プーチンの指導下で戦略抑止戦力の計画演習を実施する。
金曜日に国防省は報道機関へ伝えた。

「2022年2月19日、ロシア連邦軍最高司令官ウラジーミル・プーチンの指導下で戦略抑止戦力の計画演習を実施し、その最中に弾道ミサイルと有翼ミサイルの発射を実行します」
軍当局
は話した。

国防省は強調した。
「戦略抑止戦力の演習は、軍指揮機関の準備態勢、戦闘発射要員、与えられた任務を遂行する戦闘艦及び戦略ロケット艦の乗組員、そして更には戦略核部隊及び非核部隊の兵器の信頼性を点検する為、以前より計画されていたものです」

国防省が明らかにしたように、計画演習には、ロシア連邦航空宇宙軍、南方軍管区、戦略用途ロケット軍、北方艦隊及び黒海艦隊の部隊及び手段が参加する。

戦略指揮参謀演習には、戦略核戦力の3つのコンポーネント全てが参加し、原則として「軍の」各演習年度末に実施される。
通常、このような演習の枠組みで北方艦隊水中ロケット艦カムチャツカクラ射爆場大陸間弾道ミサイルを発射し、太平洋艦隊原子力潜水艦ロシア北方チジャ射爆場の目標へ大陸間弾道ミサイルを発射する。
更に、戦略用途ロケット軍大陸間弾道ミサイルの練習戦闘発射、ロシア連邦航空宇宙軍遠距離航空隊航空機有翼ミサイルの発射が行なわれる。



ロシア連邦軍は、2019年から戦略抑止戦力演習『グロム』を実施しており、戦略用途ロケット軍大陸間弾道ミサイル部隊航空宇宙軍爆撃機海軍戦略原子力潜水艦対地有翼ミサイル搭載艦がなどが参加しています。

2019年10月中旬に実施された演習『グロム-2019』では、北方艦隊太平洋艦隊戦略原子力潜水艦弾道ミサイルを発射し、北方艦隊原子力潜水艦フリゲート、そしてカスピ小艦隊小型ロケット艦有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[戦略演習『グロム-2019』においてロシア海軍の原潜と水上艦は弾道ミサイルと巡航ミサイルを発射した]






2020年12月上旬に実施された演習『グロム-2020』においては、海軍の参加は、北方艦隊戦略原子力潜水艦弾道ミサイルを発射したのみでした。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦カレリアはロシア連邦軍の核抑止部隊の演習で弾道ミサイルを発射した]


そして2022年2月19日に実施される次の演習『グロム』には、海軍から北方艦隊黒海艦隊が参加します。
北方艦隊は、おそらくは前回同様に戦略原子力潜水艦弾道ミサイルを発射する事になるでしょう。
(この他に有翼ミサイル「カリブル」を搭載する潜水艦水上艦「カリブル」を発射する事も有り得る)

黒海艦隊の場合は、有翼ミサイル「カリブル」搭載艦(フリゲート潜水艦小型ロケット艦)の何れかが「カリブル」を発射する事になるでしょう。
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