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ロシア連邦軍戦略抑止力演習でロシア海軍の北方艦隊と黒海艦隊は、弾道ミサイルと巡航ミサイル、極超音速ミサイルを発射した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア連邦国防省情報・マスコミュニケーション部発表
2022年2月19日14時56分配信
【ロシア連邦軍最高司令官の指揮下で戦略抑止力演習が行なわれた】

2022年2月19日、ロシア連邦軍最高司令官V.V.プーチンの指揮下で計画戦略抑止力演習が行なわれ、その中で弾道ミサイル有翼ミサイルの発射が実行された。

演習には、南方軍管区、戦略用途ロケット軍、北方艦隊及び黒海艦隊の部隊及び手段が参加した。

航空宇宙軍は、極超音速航空弾道ミサイル「キンジャール」の発射を成功裏に実行した。


北方艦隊及び黒海艦隊潜水艦は、有翼ミサイル「カリブル」及び極超音速ミサイル「ツィルコン」の海上及び地上の目標への発射を実行した。

アストラハン州カプースチン・ヤル射爆場では、地上配置有翼ミサイル「イスカンデル」の実地発射が行なわれた。


国立試験宇宙港「プレセツク」の領域の位置から、大陸間弾道ミサイル「ヤルス」カムチャツカ半島「クラ」射爆場への発射が行なわれた。


空中配置有翼ミサイル遠距離航空隊戦略ロケット機Tu-95MSから射爆場「ペムボイ」及び「クラ」へ発射された。


バレンツ海エリアから北方艦隊戦略用途原子力水中巡洋艦「カレリア」弾道ミサイル「シネーワ」クラ射爆場への発射を行なった。

戦略抑止力演習は以前から計画されていたものであり、その中で軍指揮機関の準備態勢、戦闘発射要員、与えられた任務を遂行する戦闘艦及び戦略ロケット艦の乗組員、そして更には戦略核部隊及び非核部隊の兵器の信頼性の点検が行なわれた。

演習実行中に提示された任務を戦略抑止部隊は完全に遂行し、全てのミサイルは指定目標を撃破し、その指定特性が確認された。



ロシア連邦軍は、2019年から戦略抑止戦力演習『グロム』を実施しており、戦略用途ロケット軍大陸間弾道ミサイル部隊航空宇宙軍爆撃機海軍戦略原子力潜水艦対地有翼ミサイル搭載艦がなどが参加しています。

2019年10月中旬に実施された演習『グロム-2019』では、北方艦隊太平洋艦隊戦略原子力潜水艦弾道ミサイルを発射し、北方艦隊原子力潜水艦フリゲート、そしてカスピ小艦隊小型ロケット艦有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
[戦略演習『グロム-2019』においてロシア海軍の原潜と水上艦は弾道ミサイルと巡航ミサイルを発射した]

2020年12月上旬に実施された演習『グロム-2020』においては、海軍の参加は、北方艦隊戦略原子力潜水艦弾道ミサイルを発射したのみでした。
[ロシア海軍北方艦隊の戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦カレリアはロシア連邦軍の核抑止部隊の演習で弾道ミサイルを発射した]


そして2022年2月19日に実施された演習『グロム』には、海軍から北方艦隊黒海艦隊が参加しました。
[2022年2月19日に実施されるロシア連邦軍戦略抑止戦力演習にはロシア海軍の北方艦隊と黒海艦隊が参加する]

北方艦隊戦略用途原子力水中巡洋艦「カレリア」は、バレンツ海からカムチャツカ半島クラ射爆場弾道ミサイル「シネーワ」を発射しました。


北方艦隊フリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」バレンツ海極超音速ミサイル「ツィルコン」を海上目標へ発射しました。


北方艦隊原子力潜水艦(おそらくは「ヤーセン-M」原子力水中巡洋艦「カザン」)はバレンツ海有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。


黒海艦隊小型ロケット艦「グライヴォロン」黒海有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。


黒海艦隊プロジェクト06363潜水艦(「ロストフ・ナ・ドヌー」「スタールイ・オスコル」「ヴェリキー・ノヴゴロド」の何れか)は黒海有翼ミサイル「カリブル」を発射しました。
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