ロシア海軍カスピ小艦隊の艦船部隊はカスピ海で砲撃戦闘訓練を実施した

『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア南方軍管区(カスピ小艦隊)広報サービス発表
2022年2月19日19時50分配信
【カスピ小艦隊の艦の乗組員は海上戦闘実施の戦術への取り組みで広範囲の任務を遂行した】
カスピ小艦隊の艦は、計画指揮参謀演習の枠組みにおいて、海上射爆場で海上戦闘実施の戦術へ取り組み、広範囲の任務を遂行した。
小型ロケット艦及び小型砲艦の要員は、艦載砲装置A-190から仮想敵艦支隊を模した盾船への砲射撃を実行した。
これに加え、チェチェン島へ配置された仮想敵海上揚陸部隊を意味する地上目標を砲撃で撃破した。
空中の仮想敵を破壊する為の対空防衛任務への取り組みにおいて、将兵は高射砲装置「パラシ」、AK-630、AK-630M2「ドゥエト」、他の対空防衛手段を使用した。
海上目標への射撃中、将兵は欺瞞目標を設置する電波電子戦闘活動へ取り組んだ。
更に、仮想敵の打撃から離脱する海上操艦の要素へ取り組んだ。
更に海上射爆場で乗組員は、艦の対機雷防衛、無防備の泊地へ停泊する艦の保護及び防衛の課題の海上訓練の要素へ取り組んだ。
指揮参謀演習には、ロケット艦「ダゲスタン」、小型ロケット艦「グラード・スヴィヤージスク」、「ウグリーチ」、「ヴェリキー・ウスチュグ」、小型砲艦「アストラハン」、ロケット艇「ストゥピネツ」、基地掃海艦、艇を含む合計約20隻の小艦隊の戦闘艦、そして更に支援船が参加する。
2022年のロシア連邦軍の訓練計画に沿って、1月~2月にロシア海軍の全ての艦隊の担当ゾーンで一連の演習が行なわれる。
戦闘訓練活動は、ロシア海軍総司令官ニコライ・エフメノフ大将の総指揮下で行なわれる。
演習の主な方向性は、世界の大洋におけるロシアの国益を防護する為の海軍と航空宇宙軍の部隊の行動への取り組み、更には海と大洋方向からのロシア連邦への軍事的脅威への対抗に在る。
演習は、ロシア領に隣接する海域、更には世界の大洋の作戦上重要な海域を対象とする。
合計で全ての艦隊の140隻以上の戦闘艦及び支援船、60機以上の飛行装置、1000両の軍用車両、約10000名の軍人が活動へ参加している。
ロシア海軍は2022年1月末から4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)の大規模演習を開始しています。
[ロシア海軍世界規模演習(2022年1月下旬-2月)]
2月17日にはカスピ小艦隊旗艦「ダゲスタン」や3隻の「ブヤン-M」小型ロケット艦を含むカスピ小艦隊の約20隻の艦船も演習へ参加する為に出航しました。
[ロシア海軍カスピ小艦隊の約20隻の艦船は演習の為に出航した]
2月19日はカスピ海で砲撃戦闘訓練を行ないました。
今後、カスピ小艦隊の艦は黒海と地中海へ派遣されるという情報も有ります。
(現在の所は非公式筋の話ですが)
[ロシア海軍カスピ小艦隊の主力艦は黒海と地中海へ派遣される]
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