ズミイヌイ島の「生きている死者」
テレビ局『ズヴェズダー』より
2022年2月28日4時36分配信
【ズミイヌイ島の「生きている死者」:如何にしてウクライナ当局は、その境界警備隊の守備隊を「葬り去った」のか】
早朝のセヴァストーポリ。
普段は旅客船や小艇が入る海港の埠頭には、曳船が係留された。
それは、乗客~ウクライナ境界線警備兵を送り届けた。
これは、ズミイヌイ島に居た全員である。
全力を尽くした守備隊は、ロシア船員により連れ出された。
「自発的に武器を降ろした82名のウクライナ軍人のズミイヌイ島からの避難中、16隻のウクライナ海軍の艇は、群戦術を使用し、黒海艦隊の艦への攻撃を試みました。
攻撃の目的は、おそらくは、武器を降ろしたウクライナ将兵へ復讐し、ロシアが捕虜を死亡させたと非難する為です。
海上戦闘の結果、6隻のウクライナ海軍艇を破壊しました。
ズミイヌイ島の82名のウクライナ軍人は誰も負傷していません。
挑発海域をアメリカ合衆国の戦略無人飛行装置RQ-4グローバルホークとMQ-9Aリーパーが空中パトロールしておりました。
アメリカの無人飛行装置がロシア黒海艦隊の艦へウクライナ艇を誘導していた可能性は高いでしょう」
ロシア連邦国防省の公式代理人イーゴリ・コナシェンコフは述べた。
ズミイヌイ島の境界線警備隊は、曳船「シャフテル」でセヴァストーポリへ送り届けられた。
その中には境界線警備隊のみならず、ウクライナ保安庁特殊部隊のウクライナ将兵も含まれている。
彼らの故郷では、この数日で公式に死亡者にカウントされている。
島で兵士が撃たれたと最初に言ったのは、ウクライナ内務相顧問アントンゲラシチェンコであった。
そして更に、ゼレンスキー大統領は彼らが戦没したと表明し、彼らの家族に哀悼の意を表した。
彼は、ミサイル攻撃の後、誰も生き残らなかったと言った。
「我々のズミイヌイ島において、最後まで護る為に全ての境界線警備兵が英雄的に戦死しましたが、退却しませんでした。
彼らは全て、死亡後にウクライナ英雄の称号が授与されます。
ウクライナの為に命を捧げた人々は、永遠に記憶されるでしょう」
ウクライナ大統領は言った。
だが、境界線警備兵自身のみは、未だこの事を知らない。
彼らは数日間連絡を欠いている。
彼らは沿岸へ上がり、ほぼ同時にバスで立ち去る。
しかし、彼らが1人になれば、全ては上手く行くだろうと記者は伝えられた。


2022年2月25日、ズミイヌイ島(蛇島)の82名のウクライナ将兵がロシア軍へ降伏しました。
[ロシア海軍黒海艦隊はズミイヌイ島のウクライナ軍守備隊を攻撃し、その後守備隊は降伏した]
なお、ウクライナ側は、同島の守備隊13名はロシア側の降伏勧告を拒否し、全員戦死したと虚偽の発表を行ないました。
『The Maritime Executive』より
2022年2月24日午後8時27分配信
【ロシア海軍はスネーク島のウクライナの前哨基地を占領した】
降伏した82名のウクライナ将兵は、黒海艦隊の救助曳船「シャフテル」に乗せられ、セヴァストーポリへ移送されました。
[ズミイヌイ島で降伏した82名のウクライナ軍将兵はロシア海軍黒海艦隊の救助曳船シャフテルによりセヴァストーポリへ移送された]
セヴァストーポリへ向かう途中で救助曳船「シャフテル」はウクライナ海軍の16隻の戦闘艇の攻撃を受けましたが、護衛の艦により6隻が撃沈されました。
[ズミイヌイ島沖でロシア海軍黒海艦隊とウクライナ海軍が交戦し、6隻のウクライナ戦闘艇が撃沈された]
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