ロシア連邦軍の戦略用途ロケット軍、北方艦隊及び太平洋艦隊、遠距離航空隊は戦闘当直を強化する
- カテゴリ:ロシア海軍ニュース

『インテルファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2022年2月28日14時55分配信
【戦略用途ロケット軍、北方艦隊及び太平洋艦隊、遠距離航空隊は強化構成での当直へ着手した-ロシア連邦国防省】
モスクワ、2月28日、インテルファクス
戦略用途ロケット軍、北方艦隊及び太平洋艦隊、遠距離航空隊は強化構成での当直へ着手したとロシア連邦国防省は発表した。
「ロシア連邦国防相セルゲイ・ショイグ上級大将は、ロシア連邦軍最高司令官ウラジーミル・プーチンへ、その指示に従い、戦略用途ロケット軍交代当直指揮所、北方艦隊及び太平洋艦隊、遠距離航空隊司令部が強化構成での戦闘当直へ着手したと報告しました」
ロシア連邦国防省は月曜日に言った。
2月27日、プーチンは、ロシア軍の抑止戦力の特別態勢の戦闘当直への移行を命じた。
「NATO主要国の高官は、我が国に宛てて敵対的な声明を出しております。
従いまして、国防相と総参謀本部長へ、ロシア軍の抑止戦力が特別態勢の戦闘当直への移行を命じます」
プーチンは、国防相セルゲイ・ショイグ及びロシア連邦軍総参謀本部長ワレーリー・ゲラシモフとの会合中に話した。
「分かりました」
ショイグは答え、こう話した。
大統領は、西側諸国が経済分野においてロシアに対し不適切な行動を実行している事を指摘した。
「私は、誰もが知っているような違法な種類の制裁について言っております」
プーチンは話した。
[戦略用途ロケット軍]
戦略用途ロケット軍は、ロシア連邦軍の一部門であり、戦略核戦力の主要構成要素である。
戦略用途ロケット軍は、攻撃の可能性の核抑止の為に意図されている。
戦略用途ロケット軍の主力グループは、現代的な複合体「ヤルス」のサイロ型と移動型で構成されている。
「ヤルス」は距離11000キロメートルまでの目標を撃破でき、機動慣性誘導ブロックを持つ個別弾頭を装備している。
[北方艦隊]
ロシア連邦軍の兵種間戦略統合部隊であり、北極及び世界の大洋の他の海域でロシアの国益を保護する。
北方艦隊の潜水部隊は、ロシア海軍で最も強力な原子力潜水艦連合部隊と考えられている。
[太平洋艦隊]
ロシア海軍の作戦-戦略統合部隊。
太平洋艦隊の任務には、アジア-太平洋地域におけるロシアの軍事安全保障が含まれる。
太平洋艦隊は、戦略原子力潜水艦及び多目的原子力潜水艦、ディーゼル潜水艦、大洋及び近海域で行動する為の水上艦、海上ロケット機、対潜航空隊と戦闘機航空隊、陸上部隊と沿岸部隊で構成される。
[遠距離航空隊]
遠距離航空隊の航空機は、ロシアの核の3本柱の空中構成要素である。
その構成には、近代化された遠距離爆撃機Tu-22M3、戦略ロケット爆撃機Tu-160及びTu-95MSが含まれる。
報じられているように、2月19日にロシア軍はミサイル発射を伴う計画戦略抑止力演習を実施した。
ロシア連邦国防省のサイトで以前に公開された情報によると、戦略抑止戦力には、戦略攻撃力と戦略防衛力が含まれる。
ロシア連邦国防省サイトによると、戦略攻撃力の基礎には、戦略用途ロケット軍が含まれる戦略核戦力で構成される大陸間距離のミサイル及び航空複合体が属している。
国防省の情報によると、戦略攻撃力の構成には、更に二重用途の戦略非核戦力~戦略部隊及び長距離爆撃機、そして更に高精度長距離兵器を持つ海軍の潜水艦、水上艦と航空隊の海上ロケット機がある。
戦略防衛力の基礎は、戦闘即応部隊と、ミサイル攻撃警報システム、宇宙空間監視システム、対ミサイル防衛及び対宇宙防衛を含むミサイル-宇宙防衛手段で構成される。
戦略防衛力の構成には、更に戦闘即応部隊と対空防衛手段も含まれるとロシア連邦国防省サイトでは述べられている。
- 関連記事
-
- ロシア海軍北方艦隊のフリゲート「アドミラル・ゴルシコフ」と原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクと大型揚陸艦イワン・グレンは2022年7月31日の『ロシア海軍の日』にサンクトペテルブルクとクロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加する
- ロシア海軍の為の新たな対艦弾道ミサイル「ズメエヴィク」が開発される
- ロシア連邦軍の戦略用途ロケット軍、北方艦隊及び太平洋艦隊、遠距離航空隊は戦闘当直を強化する
- ロシア連邦軍戦略抑止力演習でロシア海軍の北方艦隊と黒海艦隊は、弾道ミサイルと巡航ミサイル、極超音速ミサイルを発射した
- 2022年2月19日に実施されるロシア連邦軍戦略抑止戦力演習にはロシア海軍の北方艦隊と黒海艦隊が参加する
スポンサーサイト