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ロシア海軍太平洋艦隊航空隊のカムチャツカの飛行場へ2機の近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが到着した


『タス通信』より
2022年3月1日11時12分配信
【カムチャツカへ改良された迎撃戦闘機MiG-31BMが到着した】
タス通信、3月1日

超音速迎撃戦闘機MiG-31BMは、ニジニ・ノヴゴロド航空機製造工場『ソコル』での高度の近代化の後にカムチャツカへ到着した。
火曜日に太平洋艦隊広報サービスは発表した。

「カムチャツカへ、ニジニ・ノヴゴロド航空機製造工場『ソコル』で高度の近代化を行なった2機の超音速迎撃戦闘機MiG-31BMが到着しました。
双方の戦闘機は、以前にモデルBMへの近代化を行なう為に出て行ったロシア北東軍集団の独立混成航空連隊へ復帰しました」

広報サービスは述べた。

近代化により戦闘機の戦闘力は数倍向上し、与えられた任務を遂行する能力は増大した。

改良されたMiG-31BMカムチャツカへの到着の際、エリゾヴォ飛行場で会合が行なわれ、その中で連隊司令は、工場からの移動飛行は無事故で行なわれたと飛行士から報告を受け、迎撃戦闘機の乗員へ子豚の丸焼きを手渡した。
連隊の司令及び要員に加え、飛行士は、花と子供の絵で家族と親類に出迎えられた。

長距離飛行後、近代化されたMiG-31BMは技術的整備を行ない、飛行中隊の一員として加わり、カムチャツカ北極の極北地域で対空防衛の戦闘当直へ就く。



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カムチャツカ半島エリゾヴォ飛行場には、太平洋艦隊海軍航空隊迎撃戦闘機MiG-31が駐留しています。

エリゾヴォ基地
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エリゾヴォ基地MiG-31
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このMiG-31は、元々はロシア防空軍第865独立戦闘機航空連隊(1989年にSu-15からMiG-31へ機種改編)に所属していたのですが、防空軍空軍と合併した後の1998年7月1日に海軍航空隊へ移管されました。

その後、第865独立戦闘機航空連隊は廃止され、第317混成航空連隊の下の1個飛行隊へ改編されました。

現在は、30機程度のMiG-31が配備されています。


現在、ロシア航空宇宙軍MiG-31は、電子機器を換装し、対地/対艦ミサイルの運用能力を付与するMiG-31BMへの近代化改修を行なっています。



太平洋艦隊海軍航空隊所属のMiG-31MiG-31BMへ改修される事になり、2019年2月20日に最初の2機がカムチャツカエリゾヴォ飛行場へ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊へ近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの慣熟訓練を進めている]
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊は近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMの飛行訓練を行なっている]
[ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMは空中戦闘訓練を行なった]

2020年2月8日、次のMiG-31BMエリゾヴォへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊へ高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]

2020年12月下旬には4機目のMiG-31BMエリゾヴォへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊航空隊のカムチャツカの飛行場へ4機目の近代化改修された高空迎撃戦闘機MiG-31BMが配備された]


2020年12月1日からは、2機程度のMiG-31BMが交代でチュクチ半島アナドイル空港へ展開し、戦闘当直任務、つまりスクランブル待機に就いています。
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[ロシア海軍太平洋艦隊の高空迎撃戦闘機MiG-31BMはチュクチ半島で戦闘当直に就いた]

そして2022年3月1日、2機のMiG-31BMエリゾヴォへ到着しました。
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