ロシア海軍黒海艦隊はオデッサ州のトゥズリーを砲撃した


『Naval News』より
2022年3月15日配信
【ウクライナのオデッサ付近沖でロシア海軍の揚陸艦の接近が見られた】
2022年3月15日11時47分(現地時間)、ウクライナのオデッサ沖へ接近するロシア海軍の14隻以上の艦船が衛星により確認されました。

ロシア艦隊は3つのグループに分かれています。
・北方グループ(単縦陣)
掃海艦2隻、プロジェクト775大型揚陸艦3隻
・第2グループ(方陣)
プロジェクト11356フリゲート1隻、プロジェクト1135警備艦1隻、「ブヤン-M」小型ロケット艦2隻
・南方グループ(第1グループ)
黒海艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「モスクワ」、プロジェクト1171大型揚陸艦2隻、プロジェクト11711大型揚陸艦「ピョートル・モルグノフ」、小型ロケット艦
なお、ロシア軍は3月14日にはアゾフ海沿岸のベルジャンシクへの上陸作戦を行なっています。


更に、ロシア艦はビロサラウスカ・コサ沖からマリウポリを攻撃しています。

【アレクセイ・ジュラヴコ氏の2022年3月16日14時44分の投稿】
「マリウポリへの海上からの攻撃が始まりました。
ロシア艦はビロサラウスカ・コサ海域に位置しています」
『Taimer』より
2022年3月16日0時57分配信
【オデッサ州沿岸は海上から砲撃を受けた-内務省】
ウクライナ内務省のアントン・ゲラシチェンコ氏(内相顧問)によると、3月16日未明、オデッサ州のトゥズリー村付近へ海上のロシア艦から砲及びロケット攻撃が行なわれました。
ただし、ロシア軍の上陸の試みは有りませんでした。


『Taimer』より
2022年3月16日7時22分配信
【ロシアはオデッサ揚陸の準備を続けており、対空防衛システムの偵察に注力している】
3月16日未明のオデッサ州への攻撃は、この地域のウクライナ側の対空兵器の位置を明らかにする為に行なわれたようです。
ロシア海軍の揚陸艦部隊は、3月初頭にもオデッサ付近へ接近し、同地へ上陸するかと思われましたが、この時には結局、上陸作戦を実行する事無く引き上げています。
[ロシア軍はオデッサ南方~ザトカとイリイチェフスクへの上陸作戦を悪天候の為に延期した]
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