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アドミラル・グリゴロヴィチ型フリゲートの為のカリブル発射機が製造される

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
【バルト工場は3基の艦載ミサイル装置「カリブル」を製造する】
モスクワ、3月18日-ロシア通信社ノーボスチ

サンクト-ペテルブルク有限会社「バルト工場-造船」(公開株式会社「統合造船業営団」へ加入している)は、2014年末までに、3基の艦載ミサイル発射装置「カリブル」公開株式会社「沿バルト造船工場ヤンターリ」(カリーニングラード)の為に製造する。
それはプロジェクト11356フリゲートに設置されるとサンクト-ペテルブルクの企業は発表した。

「締結された契約の一環として、バルト工場はカリブルを最初の3隻のフリゲートに装備します。
予備的合意によると、次の3隻に装備される発射装置もバルト工場で生産される事になるでしょう」

声明では、こう述べられた。

今日、バルト工場「ヤンターリ」は、機械製造作業(発注額は約10億ルーブル)で協力している。
2013年初頭、サンクト-ペテルブルク造船所では、最初の3隻のロシアフリゲートの為の推進器を3セット製造し、
最近、他に6本のスクリューの製造契約を締結した-次の3隻の艦(フリゲート)の為に。

ロシアの大手造船企業の一つである「バルト工場」は1856年に設立された。
工場は、砕氷船及び氷上クラスの船、様々な貨物輸送の為の大型船、更には軍用艦の建造を専門としており、広範囲に渡る機械製品、動力関連設備を製造している。
(2013年3月18日13時42分配信)


今回の記事で触れられているプロジェクト11356フリゲートは、ロシア海軍向けの「アドミラル・グリゴロヴィチ」型を指しています。
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「アドミラル・グリゴロヴィッチ」型(プロジェクト11356R/M)フリゲートは、既に3番艦までが起工されています。
[改タルワー級フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィッチ」は2014年に就役する]
[改タルワー級フリゲート「アドミラル・マカロフ」起工]
[フリゲート「アドミラル・グリゴロヴィチ」の建造は計画通りに進んでいる]

4番艦は2013年3月20日起工予定です。
[フリゲート「アドミラル・ブタコフ」は2013年3月20日に起工される]

「アドミラル・グリゴロヴィチ」型フリゲートは6隻が建造される予定です。

その「アドミラル・グリゴロヴィチ」型の1-3番艦に装備される有翼ミサイル「カリブル」発射機がサンクト-ペテルブルク「バルト工場」で製造されます。

プロジェクト11356フリゲートは、「タルワー」級として既にインド海軍へ5隻が引き渡されており、最初の3隻(第1バッチ)はバルト工場で建造されました。
[「タルワー」級(プロジェクト1135.6)]
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バルト工場で建造された「タルワー」級第1バッチの3隻は有翼ミサイル「クラブ」垂直発射機を搭載していますが、この発射機もバルト工場で製造されました。
[対艦(対地)巡航ミサイル「クラブ」]
[プロジェクト11356(タルワー級)の装備]

「カリブル」は、「クラブ」ロシア海軍向け射程延長型です。
[巡航ミサイル「カリブル」対地攻撃型は2500kmの最大射程を有する]

しかしミサイル発射機自体は「クラブ」用と基本的には同一です。
3S14E1
3S14E2

「カリブル」は、カスピ小艦隊警備艦「ダゲスタン」に初めて搭載されました。
[警備艦ダゲスタンはロシア海軍へ引き渡された]


これまでに「アドミラル・グリゴロヴィチ」型フリゲートが装備する有翼ミサイルに関しては、「オーニクス」とか「ブラーモス」(後期建造艦3隻)という情報が流布されていましたが、結局は「カリブル」のようです。
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