ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27はカリーニングラード州で領空侵犯機の迎撃訓練を実施した
- カテゴリ:戦闘機Su-27(バルト艦隊)

『インテルファクス-軍事ニュース出張所(AVN)』より
2022年3月19日14時36分配信
【ロシア連邦バルト艦隊は侵犯航空機を迎撃する戦闘機の演習を発表した】
モスクワ、3月19日、インテルファクス
ロシアのバルト艦隊の約10機の航空機は、国境を侵犯した仮想敵の軍用航空機の迎撃へ取り組む演習へ参加した。
艦隊広報サービスは土曜日に発表した。
「演習には、バルト艦隊海上航空隊から約10機の航空機が参加しました。
飛行は、昼間と夜間の双方に行なわれました」
艦隊広報サービスは伝えた。
「演習計画下で、航空機Su-27の当直編隊は警報を受けて離陸し、ロシア連邦の空中国境を侵犯した仮想敵の軍用航空機へと向かいました。
空中戦闘中、ミサイルと機関砲兵器の仮想使用により空中境界の侵犯機は破壊されました」
バルト艦隊の声明では、こう述べられた。
軍によると、バルト艦隊海上航空隊の混成航空連隊から航空機Su-30SMが仮想敵の役割を演じた。
先だって土曜日にバルト艦隊広報サービスは、有翼ミサイル「カリブル」を仮想(電子)発射する艦の演習を発表した。
バルト艦隊は、バルト海におけるロシア海軍の作戦-戦略統合部隊である。
主要駐留所はバルチースク(カリーニングラード州)とクロンシュタット(レニングラード州)である。
近年、ロシア連邦国防省は、この地域でのNATOの活性化に応じてカリーニングラード州の軍グループの強化を発表した。
バルト艦隊海軍航空隊の戦闘機や爆撃機は、ロシア連邦の飛び地カリーニングラード州へ配備されています。

カリーニングラード州のチカロフスク飛行場に駐留する第689親衛戦闘機航空連隊は、18機程度の戦闘機Su-27及びSu-27UBを保有しています。
ロシア海軍で戦闘機Su-27を保有しているのは、バルト艦隊航空隊のみです。


第689親衛戦闘機航空連隊は1939年9月5日に創設され、大祖国戦争に参戦し、1953年秋に海軍航空隊へ移管されたものの、1978年には空軍へ戻り、1986年には防空軍へ移管され、1994年12月には再び海軍へ移管され、現在に至っています。
現在の装備機Su-27は1990年に導入されました。

多用途複座戦闘機Su-30SMは、2016年12月以降、バルト艦隊へ8機が配備されています。
2022年1月末には、アップグレード型のSu-30SMが4機配備されました。
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊へ4機の多用途複座戦闘機Su-30SM2が配備された]
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