ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ソヴィェツクはバルト海で対空砲撃訓練を実施した

『タス通信』より
2022年3月22日23時37分配信
【小型ロケット艦「ソヴィェツク」は演習で「敵」の空中攻撃を撃退した】
カリーニングラード、3月21日/タス通信
バルト艦隊のプロジェクト22800小型ロケット艦「ソヴィェツク」乗組員は、海上演習中に仮想敵空中攻撃手段を模した標的への砲射撃を実行した。
月曜日に艦隊広報サービスは発表した。
「小型ロケット艦ソヴィェツクは、様々な高度及び方向で行動する仮想敵空中攻撃手段を表す目標へ艦載砲複合体AK-176MA及びAK-630Mからの実際の射撃を実行しました」
広報サービスは話した。
空中標的として、特殊照明爆弾が使用されたと説明された。
艦では、「敵」の攻撃へ対抗する為に能動的及び受動的電波電子戦闘手段が活発化した。
「小型ロケット艦ソヴィェツク乗組員は、火力任務を成功裏に果たし、仮想敵航空機を破壊しました」
広報サービスは指摘した。
近い内に艦のミサイル-砲戦闘部門の専門家は、ミサイルの電子発射を行なう海上及び沿岸の目標への有翼ミサイル打撃へ取り組む事を広報サービスは指摘した。
プロジェクト22800(コード名「カラクルト」)小型ロケット艦は、ロシアの近海ゾーン多目的ロケット-砲艦シリーズであり、中央海洋設計局『アルマーズ』により開発された。
このシリーズの艦の主要兵装は、高精度ミサイル兵器、具体的にはミサイル複合体「カリブル」である。
プロジェクト22800「カラクルト」小型ロケット艦2番艦「ソヴィェツク」(577)は、2015年12月24日にサンクトペテルブルク近郊の『ペラ』造船所で起工され、2017年11月24日に進水し、2019年10月12日にロシア海軍へ引き渡され、バルト艦隊へ編入されました。
[カラクルト級小型ロケット艦2番艦ソヴィェツクはロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入された]
2020年8月上旬には同型艦「ムィティシ」(2018年12月17日就役)と共にロシア海軍演習『大洋の盾-2020』へ参加し、北海へ進出してミサイル模擬発射訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の最新鋭水上戦闘艦6隻は北海でミサイル発射訓練を行なった]
2021年3月15日にも「ムィティシ」と共にバルト海で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ムィティシとソヴィェツクはバルト海で砲撃訓練を行なった]
2021年8月にロシア内陸水路経由でバルト海から白海へ移動し、8月下旬に有翼ミサイル「カリブル」をチジャ射爆場へ発射しました。


[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ソヴィェツクは白海から巡航ミサイル"カリブル"を発射した]
その後、再びロシア内陸水路経由でバルト海へ移動し、9月20日にはバルチースク基地へ帰投しました。
『ロシア連邦国防省公式サイト』より
ロシア西方軍管区(バルト艦隊)広報サービス発表
2021年9月20日12時20分配信
【バルト艦隊の小型ロケット艦「ソヴィェツク」は白海からバルト海へ戻った】
2022年2月中旬にバルチースクの『第33艦船修理工場』の浮きドックへ入り、オーバーホールを開始しました。



[ロシア海軍バルト艦隊の小型ロケット艦ソヴィェツクはバルチースクでオーバーホールを開始した]
オーバーホールは3月中旬頃に完了したらしく、3月21日にはバルト海へ出航して戦闘訓練を開始しました。
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