ベルジャンシクで鹵獲されたウクライナ海軍の砲艇はノヴォロシースクに曳航された

『MASHNEWS』より
2022年3月20日9時4分配信
【ベルジャンシクの乗組員が放棄したウクライナ戦闘艇はノヴォロシースクへ曳航された】
ベルジャンシクの乗組員が放棄したウクライナのプロジェクト58155戦闘艇は、ノヴォロシースクへ曳航された。
「戦利品」の写真は、テレグラムチャンネル『水夫』により公表された。
ウクライナ水兵が弾薬、装備、文書を残して艇を放棄した事は注目される。
今や、これらは全てロシア側からの研究対象となる。
一方、ベルジャンシクでは、ロシア国家親衛隊の海上部隊が当直に就き、周辺の海域と市の港の安全を保障している。
プロジェクト58150/58155、コード名「グリュザ」/「グリュザ-M」河川砲艇は、ニコラエフ造船研究設計センターにより設計され、設計主任はセルゲイ・クリフコである。
2004年以降、シリーズはキエフの『ルイバルスク鍛造工場』で建造されている。
最初の2隻の艇はウズベキスタン境界線警備隊により発注された。
2016年~2017年、更なる7隻の艇がウクライナ海軍へ受け入れられた。
『ウクライナ特殊軍事作戦』開始後、ロシア軍は3月14日にアゾフ海沿岸のベルジャンシクへの上陸作戦を行ないました。


ベルジャンシク港占領後、3月20日には黒海艦隊の大型揚陸艦「オルスク」が入港しています。
[『アゾフ・エクスプレス』へ従事するロシア海軍黒海艦隊の大型揚陸艦オルスクはベルジャンシク港へ入港した]
その後もロシア海軍の大型揚陸艦が輸送任務の為、同港へ次々と入っています。
一方、占領したベルジャンシク港では、ウクライナ海軍の「ギュルザ-M」砲艇が鹵獲され、ノヴォロシースクへ曳航されて行きました。
「ギュルザ-M」砲艇はウクライナ海軍へ7隻が就役していますが、ロシアに鹵獲されたのは、1番艇「アッケルマン」と6番艇「ヴィーシュホロド」のようです。
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