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ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33とMiG-29Kはコラ半島とバレンツ海で空中戦闘訓練を実施した


テレビ局『ズヴェズダー』より
2022年3月25日13時58分配信
【北方の天空の守護者:北方艦隊の戦闘機飛行士は北極圏で演習を実施した】

北方艦隊戦闘機は、空対空ミサイルの使用へ取り組んだ。
演習での飛行士の任務は、航空優勢を獲得、維持し、そして更に対空防衛の保障と有翼ミサイルの迎撃であった。
北方艦隊広報サービスは伝えた。

飛行演習は、コラ半島及びバレンツ海で実施された。
その最中に戦闘機MiG-29KSu-33が使用された。
敵が数的優位を有する状況を含めた空中戦闘戦術へ取り組んだ。

飛行士は、演習へ参加した他の航空機が落下傘により投下した照明航空爆弾空対空ミサイルで撃破した。

北方艦隊航空・防空統合部隊は、演習を成功と評価した。
その中で艦上飛行士の戦闘及び戦術訓練の良好な水準が実証されたと伝えられた。



現在、ロシア北方艦隊航空隊(第45航空・防空軍)には、2個艦上戦闘機航空連隊が配備されおり、普段はムルマンスク州セヴェロモルスク-3飛行場に駐留しています。
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第279独立艦上戦闘機航空連隊(1979年12月設立)は、艦上戦闘機Su-33を主力としており、この他に発着艦練習機Su-25UTG、そして多用途複座戦闘機Su-30SMを装備しています。


第100独立艦上戦闘機航空連隊(2016年1月頃設立)は、艦上戦闘機MiG-29K/MiG-29KUBを装備しています。

Su-33MiG-29K/MiG-29KUBの母艦・重航空巡洋艦「アドミラル・クズネツォフ」を中核とするロシア海軍空母機動部隊は、2016年10月15日から2017年2月8日に掛けて地中海への遠距離航海を行ない、シリア沖まで進出しました。
[空母アドミラル・クズネツォフ第6次地中海遠征(2016年10月-2017年2月)]

「アドミラル・クズネツォフ」航空隊は、2016年11月15日から2017年1月初頭までシリア領内のテロ組織への空爆を行ない、Su-33MiG-29K/MiG-29KUBも参加しました。


[ロシア海軍の空母アドミラル・クズネツォフの艦上戦闘機Su-33とMiG-29K/KUBは2016年11月~2017年1月にシリア領内のテロ組織を空爆した]

「アドミラル・クズネツォフ」シリアから帰投後に近代化改装を開始し、Su-33MiG-29K/MiG-29KUBは普段はセヴェロモルスク-3飛行場に駐留し、1年に1度はクリミア半島サキ飛行場へ派遣され、発着艦訓練施設ニートカで訓練を行なっています。

2021年には、先ず8月中旬に第279独立艦上戦闘機航空連隊Su-33サキ飛行場へ進出しました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33のパイロットはクリミア半島の訓練複合体ニートカでの訓練を開始した]

Su-33の飛行訓練は9月末に完了し、その後、セヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33、クリミアのサキ飛行場の訓練複合体ニートカで発着艦訓練完了(2021年9月末)]

続いて第100独立艦上戦闘機航空連隊MiG-29Kサキ飛行場へ進出し、10月上旬から11月中旬まで飛行訓練を行ないました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29K、クリミアのサキ飛行場の訓練複合体ニートカで発着艦訓練(2021年10月上旬~11月中旬)]

MiG-29K11月24日にセヴェロモルスク-3飛行場へ戻りました。
[クリミアのサキ飛行場の訓練複合体ニートカでの発着艦訓練を終えたロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機MiG-29Kはセヴェロモルスク-3へ戻った]


2022年2月には、第279航空連隊第100航空連隊の新人パイロットの飛行訓練が行なわれました。
[ロシア海軍北方艦隊の艦上戦闘機Su-33とMiG-29Kの新人パイロットは飛行訓練を実施した]
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