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ロシア海軍太平洋艦隊の4隻の小型対潜艦はピョートル大帝湾で戦闘訓練を実施した

『インテルファクス』極東ニュースより
2022年3月29日3時4分配信
【艦グループはピョートル大帝湾で仮想敵を攻撃した】
ウラジオストク、3月29日、インテルファクス-極東

4隻の小型対潜艦から成る太平洋艦隊捜索-打撃艦グループは、ピョートル大帝湾で砲射撃及び仮想敵潜水艦を破壊する練習戦闘訓練を実施した。
艦隊広報サービスは発表した。

「砲射撃中に砲装置AK-176とAK-630の要員は、集中操艦の際の仮想敵水上艦との戦闘訓練を行ない、様々な距離の海上及び空中の目標の撃破へ取り組みました」
声明では、こう述べられた。

ピョートル大帝湾の演習には、小型対潜艦「メチェーリ」「コレーエツ」「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」MPK-221が参加した。
この他、捜索-打撃艦グループの乗組員は、指定海域で仮想敵潜水艦の捜索を一緒に実施した。
軍は、実際に対潜兵器を使用する事無く、それ(潜水艦)を破壊する手順へ取り組んだ。
訓練中に「敵」として太平洋艦隊プロジェクト「ワルシャワンカ」ディーゼルエレクトリック潜水艦が行動した。



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プロジェクト1124M「アリバトロース」小型対潜艦MPK-200は、極東『ソヴィエト社会主義共和国連邦60周年記念ハバロフスク造船工場』で1985年2月8日に起工され、1987年4月29日に進水し、1988年2月19日に就役しました。
建造中の1987年8月11日に「プリモルスキー・コムソモーレツ」(沿海地方共産党青年団)と命名されました。

1989年~1990年には南シナ海で行動し、ベトナムカムラン港を訪問しています。

1992年2月15日にはMPK-221と改称され、現在に至っています。


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プロジェクト1124M「アリバトロース」小型対潜艦MPK-214は、黒海沿岸の『キエフ造船工場』で1987年8月20日に起工され、1990年3月30日に進水し、同年12月29日に就役しました。

就役後は太平洋艦隊へ編入され、1991年6月30日にサハリン南部のコルサコフへ到着しました。

2005年12月23日に「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」と命名され、2006年7月31日には同名の都市と後援協定を締結しました。

2006年11月には大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、潜水艦B-345、救助曳船SB-522と共に日本の舞鶴を訪問しています。
訪問を終えた後、日本海上自衛隊護衛艦「しまかぜ」と合同演習を行ないました。


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プロジェクト1124M「アリバトロース」小型対潜艦MPK-222は、極東『ソヴィエト社会主義共和国連邦60周年記念ハバロフスク造船工場』で1987年1月7日に起工され、1987年4月29日に進水し、1990年2月28日に就役しました。

2003年11月24日、ロシア-日本戦争時の砲艇「コレーエツ」に因んで「コレーエツ」と命名されました。
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現在はウラジオストク南部ウリス湾に駐留しています。



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プロジェクト1124M小型対潜艦MPK-64は、ハバロフスク造船工場で1988年1月4日に起工され、1990年10月2日に進水し、1990年12月31日にソ連海軍へ納入され、1991年3月14日に太平洋艦隊へ編入され、正式に就役しました。

2001年10月1日付で「メチェーリ」と命名されました。

現在は、沿海地方ウラジオストクに駐留する第165水上艦旅団第11水域保護艦大隊に所属しています。
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