ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは東シナ海で艦載ヘリコプターの発着訓練と潜水艦捜索訓練を実施した
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2021年-)

『インテルファクス』極東ニュースより
2022年3月30日2時46分配信
【太平洋艦隊の艦は東シナ海でヘリコプターとの訓練を行なった】
ウラジオストク、3月30日、インテルファクス-極東
太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は、東シナ海で艦上ヘリコプターKa-27PSの乗員との合同訓練へ取り組んだ。
水曜日に艦隊情報供給部は発表した。
「艦上に駐留する太平洋艦隊海上航空隊のヘリコプターKa-27PSの飛行士は、大型対潜艦での発艦と着艦を行ない、その電波技術兵装、対潜兵器複合体、通信システム及び航空管制システムを点検する目的で艦の上空飛行を行ないました」
声明では、こう述べられた。
更に大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」乗組員は、ヘリコプターと協同で海上移動中に仮想敵潜水艦を捜索する一連の訓練を実施したと声明では述べられた。
伝えられているように、太平洋艦隊の「アドミラル・パンテレーエフ」と中型海洋給油船「イジョラ」は、アジア太平洋地域で指示された任務を遂行する為、3月23日にウラジオストクから出航した。
ロシア太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1992年5月1日就役)は、2021年6月に太平洋中央部で実施された太平洋艦隊の大規模演習へ参加しました。
[ロシア太平洋艦隊のアジア-太平洋遠征と太平洋中央部演習(2021年5月-7月)]
2021年10月には日本海で実施された中国海軍との合同演習『海洋協同-2021』へ参加しました。
[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2021』(2021年10月14日~17日)]
11月中旬にウラジオストクを出航し、日本海で潜水艦の捜索訓練を行ないました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年11月19日9時38分配信
【大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は日本海で「敵」潜水艦を探した】
11月18日に対馬海峡を通過して東シナ海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2021年11月19日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
その後、東南アジア諸国連合(ASEAN)との合同演習へ参加する為、インドネシアへ向かいました。
[ロシア海軍とASEAN諸国海軍の初の合同演習は2021年12月1日~3日にインドネシア沖で実施される]
ロシア海軍とASEAN諸国海軍の初の合同演習は12月1日からスタートし、3日まで続きました。
海上での演習はスマトラ島北部沖で実施されました。
[ロシア海軍とASEAN諸国海軍の初の合同演習がインドネシアで始まった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはASEAN諸国海軍との合同演習『ARNEX-2021』へ参加する]
[ロシア海軍とASEAN諸国海軍の初の合同演習『ARNEX-2021』は終了した]
演習が終わった後、母港ウラジオストクへの帰路に就き、12月11日には補給の為、フィリピンのマニラ港へ寄港し、12月13日に出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは補給の為にフィリピンのマニラ港へ寄港した]
[ASEAN諸国海軍との合同演習『ARNEX-2021』へ参加したロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは補給を終えてフィリピンのマニラ港を去った]
12月15日に対馬海峡を北上して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2021年12月16日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
12月17日に日本海で対潜戦闘訓練を行なった後、ウラジオストクへ帰投しました。
[ASEAN諸国海軍との合同演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは日本海で対潜演習を行なった]
2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環として日本海とオホーツク海で演習を行なう為、他の太平洋艦隊所属艦20隻以上と共に2021年2月1日にウラジオストクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の約20隻の艦船は日本海とオホーツク海で演習を行なう]
2月7日にオホーツク海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はラペルザ海峡(宗谷海峡)を通過してオホーツク海へ入った]
2月10日にはオホーツク海で中型海洋給油船「イジョラ」(1970年4月24日就役)から洋上補給を受けました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はオホーツク海で洋上補給を行なった]
オホーツク海での演習を終えた太平洋艦隊艦船部隊は太平洋を南下して津軽海峡を通過し、3月10日に日本海へ入りました。
[【珍説】ロシア海軍艦船の津軽海峡通過は「日本けん制」「日本への脅し」]
3月14日までにウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はオホーツク海演習を終えた後に津軽海峡を通過してウラジオストクへ帰投した]
それから約10日後の3月23日、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」と中型海洋給油船「イジョラ」は、今度はアジア太平洋地域(東南アジア)への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは東南アジアへの遠距離航海へ出発した]
3月24日に対馬海峡を南下して東シナ海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年3月25日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
3月30日頃に東シナ海で艦載ヘリコプターの発着訓練と潜水艦捜索訓練を行ないました。
- 関連記事
-
- ロシア海軍太平洋艦隊の複合測定艦マルシャル・クルイロフはピョートル大帝湾で通信訓練を実施した
- ロシア海軍太平洋艦隊の5隻の基地掃海艦はピョートル大帝湾で掃海訓練を実施した
- ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは東シナ海で艦載ヘリコプターの発着訓練と潜水艦捜索訓練を実施した
- ロシア海軍太平洋艦隊の4隻の小型対潜艦はピョートル大帝湾で戦闘訓練を実施した
- ロシア海軍太平洋艦隊のロケット艇R-298とR-29はピョートル大帝湾の演習で超音速対艦ミサイル「モスキート」を発射した
スポンサーサイト