ロシア海軍バルト艦隊の第11軍団はカリーニングラード州で射撃演習を実施した
- カテゴリ:ロシア海軍沿岸部隊(海軍歩兵)

『インテルファクス軍事ニュース出張所』より
2022年4月9日10時37分配信
【約1000名の軍人がカリーニングラードの戦闘射撃演習へ関わる】
モスクワ、4月9日、インテルファクス
およそ1000名のバルト艦隊軍団の軍人は、カリーニングラードで歩兵戦闘車からの射撃を実施した。
艦隊広報サービスは発表した。
「カリーニングラード州の射爆場で、バルト艦隊の諸兵科連合部隊の自動車化射撃部隊の軍人は、監督点検中、歩兵戦闘車BMP-2の標準兵装からの戦闘統制射撃を実施しました」
広報サービスは言った。
「監督点検への合格には、軍団の自動車化射撃連隊の1000名の要員が参加し、60両以上の戦闘車両が関わりました」
艦隊本部は話した。
演習中にBMP-2の乗員は、500~1500メートルの距離で2A42速射自動機関砲及びPKT機関銃から、出現、移動する車両を撃破した事が指摘された。
統制射撃実施に加え、軍人は、射撃、技術的及び戦術的準備の一連の規準を実行したと広報サービスは付け加えた。
カリーニングラード州には、バルト艦隊配下の沿岸部隊(地上部隊)として、海軍歩兵部隊(スヴォーロフ及びアレクサンドル・ネフスキー勲章ベロストクスカヤ第334独立親衛海軍歩兵旅団)の他に、2016年4月1日に新設された第11軍団が駐留しています。
現在の軍団司令官は、元々は空挺軍出身のアレクセイ・ユーリエヴィチ・ルジンスキー少将(1970年10月24日生まれ)です。
(2020年8月に任命、その前は第1親衛戦車軍副司令官)


[第11軍団](司令部:グセフ)
スヴォーロフ勲章・インステルブルゴスク赤旗・第18親衛自動車化射撃師団(グセフ、ソヴィエツク)
スヴォーロフ・クトゥーゾフ勲章・ネマンスク赤旗・第244砲兵旅団(カリーニングラード)
ブレスト-ワルシャフスク赤旗・レーニン勲章・クトゥーゾフ勲章第152親衛ロケット旅団(チェルニャホフスク)
プロレタリア・モスコフスク-ミンスク赤旗2度授与・スヴォーロフ及びクトゥーゾフ勲章・第7独立親衛自動車化射撃連隊(カリーニングラード)
第22親衛高射ロケット連隊(カリーニングラード)
第46独立偵察大隊(グセフ)
第40独立管理大隊(グセフ)
第5諸兵科射爆場(プラヴジンスク)
2022年4月8日以降、カリーニングラード州に駐留するバルト艦隊の水上艦と航空隊の演習が行なわれており、第11軍団の演習も、これらに呼応したものでしょう。
[ロシア海軍バルト艦隊の水上艦はバルト海で砲撃戦訓練を実施した]
[ロシア海軍バルト艦隊航空隊の戦闘機Su-27と前線爆撃機Su-24Mはカリーニングラード州上空で夜間飛行訓練を実施した]
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