ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット「リェーズキー」は洋上試験開始前の消磁作業を行なっている

『Korabel.Ru』より
2022年4月11日11時37分配信
【コルベット「リェーズキー」はウラジオストクで消磁している】
太平洋艦隊の為に建造されたコルベット「リェーズキー」は沿海地方で消磁過程~海上への出航を準備する艦の為の必須課手順を行なっている。
ポータルサイト『コムシティ』が伝えたように、戦闘艦には特殊ケーブル巻線が取り付けられ、艦の磁場を帳消しにする磁場を作り出している。
この手順は、艦上航法機器の精度を向上させ、海洋磁気機雷及び誘導機雷からの防護の為に必要である。
これは航行試験の第1段階である。
「リェーズキー」は、『アムール造船工場』で太平洋艦隊の為に建造された第4のプロジェクト20380コルベットである。
以前、コムソモリスク・ナ・アムール造船所は、軍事船員へコルベット「ソヴェルシェーンヌイ」、「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」を引き渡した。
それ(リェーズキー)は今年には太平洋艦隊へ引き渡されなければならない。
ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト20380コルベットの4隻目「リェーズキー」は、コムソモリスク・ナ・アムーレ市の『アムール造船工場』で2016年7月1日に起工されました。



[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"はコムソモリスク・ナ・アムーレ造船所で起工された]
「リェーズキー」は、「激しい」「強烈な」といった意味の形容詞です。
5年後の2021年7月1日に造船台から出渠しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4の新型コルベット"リェーズキー"は造船台を出た]
『アムール造船工場』では、コルベットの出渠(進水)式典でシャンパンを割る役目を担う「コルベットの花嫁」を同社の女性職員から選定していますが、「リェーズキー」の「花嫁」には、工場のコルベット試運転チームの一員であるクセニア・ザヴゴロドネワが選ばれました。


輸送浮きドックへ載せられた「リェーズキー」は、最終艤装と試験の為、10月6日にウラジオストクへ出発しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年10月6日9時20分配信
【コルベット「リェーズキー」は試験の為にウラジオストクへ向かった】
10月下旬にウラジオストクへ到着し、同月末にドックから出渠しました。


2021年11月上旬、ウラジオストクの『アムール造船工場』艤装岸壁で「リェーズキー」の係留試験が始まりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"の係留試験が始まった]
当初、係留試験は造船所の技術者だけで行なわれていましたが、12月初頭には乗組員が艦内へ居住し、係留試験へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"へ乗組員が居住した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"乗組員は係留試験へ参加する]
「リェーズキー」の最初の洋上試験~工場航行試験は2022年1月の開始が予定されていましたが実現せず、出航前の消磁作業が始まったのは4月上旬になりました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"は2022年1月に洋上試験を開始する]
「リェーズキー」の洋上試験が始まるのは、早くて2022年4月中旬でしょう。
以前には、「リェーズキー」のロシア海軍への引き渡しは2022年5月に予定されていましたが、洋上試験の開始が予定より3ヶ月以上遅れているので、引き渡しも2022年末頃になるようです。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20380コルベット"リェーズキー"は2022年5月9日に就役する]
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