ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・エッセン」はウクライナ軍の無人機バイラクタルを高射ミサイル「シチーリ-1」で撃墜した
『タス通信』より
2022年4月12日14時33分配信
【フリゲート「アドミラル・エッセン」はクリミア沖で無人機バイラクタルを破壊した】
モスクワ、4月12日/タス通信
フリゲート「アドミラル・エッセン」は、クリミア沖でウクライナの無人機バイラクタルを破壊した。
ロシア連邦国防省は発表した。
「黒海艦隊のフリゲートの乗組員は、クリミア半島西方沖で2基の艦載高射ミサイル複合体シチーリの発射を行ない、バイラクタル型無人飛行機を破壊しました」
軍当局は話した。
国防省によると、無人機は黒海艦隊の艦の行動、そして更にクリミア半島およびウクライナ南部にあるロシア軍の戦闘車両の地上位置の偵察を行なっていた。
国防省は更に、然るべき動画を公表した。
軍当局が明らかにしたように、無人機は黒海艦隊の艦の行動圏で破壊された。
ロシア黒海艦隊のプロジェクト11356Rフリゲート2番艦「アドミラル・エッセン」(2016年6月7日就役)は、2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環として黒海で行なわれた演習へ参加しました。
1月末に一旦演習を終えて帰投しましたが、2月中旬に再び出航して演習を行ないました。
[ロシア海軍黒海艦隊の黒海での演習は完了した]
[ロシア海軍黒海艦隊の30隻以上の艦船は黒海(クリミア半島周辺海域)で演習を行なう為に出航した]
2022年2月24日以降、「アドミラル・エッセン」もロシア連邦軍の『ウクライナ特殊軍事作戦』へ参加しています。
「アドミラル・エッセン」の具体的な行動は明らかにされていませんが、オデッサ沖海域で行動し、ウクライナへの巡航ミサイル攻撃に参加しているようです。
4月4日、ウクライナのメディアは、ウクライナ海軍の情報筋の話として、「アドミラル・エッセン」がウクライナ軍の攻撃により「深刻な損傷を被った」と報じましたが、無論フェイクニュースです。
『MASHNEWS』より
2022年4月4日5時49分配信
【ウクライナのメディアは、ロシアのフリゲートをミサイル「ネプチューン」で「撃破した」】
2022年4月7日にウクライナ軍の燃料貯蔵庫(ムィコラーイウ)へ巡航ミサイル「カリブル」を発射したのは「アドミラル・エッセン」で間違いないようです。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート(アドミラル・エッセン)は黒海からウクライナ軍の燃料貯蔵所へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]
4月10日にドニプロペトロウシク州へ巡航ミサイルを発射したフリゲートも、おそらくは「アドミラル・エッセン」でしょう。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲートは黒海からドニプロペトロウシク州へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した]
4月12日、クリミア半島の西方沖で行動中の「アドミラル・エッセン」は、ウクライナ軍の無人機「バイラクタル」を高射ミサイル「シチーリ-1」で撃墜しました。
なお、「シチーリ-1」は、3月22日には同型艦「アドミラル・マカロフ」によりウクライナ軍の軍用船に対して(つまり、対空ではなく対水上)使用されています。
[ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・マカロフ」はオデッサ沖でウクライナ海軍の軍用船を撃破した]
- 関連記事
-
- ウクライナ海軍の第36海軍歩兵旅団はマリウポリで降伏した
- ロシア海軍黒海艦隊の小型ロケット艦はウクライナ軍の弾薬庫へ巡航ミサイル「カリブル」を発射した
- ロシア海軍黒海艦隊のフリゲート「アドミラル・エッセン」はウクライナ軍の無人機バイラクタルを高射ミサイル「シチーリ-1」で撃墜した
- イギリスはウクライナへ対艦ミサイル「ハープーン」を供与する
- ロシア海軍黒海艦隊はドニプロ市郊外においてヨーロッパから供給されたS-300地対空ミサイルを巡航ミサイル「カリブル」で破壊した
スポンサーサイト