ウクライナ海軍の第36海軍歩兵旅団はマリウポリで降伏した
『タス通信』より
2022年4月13日16時18分配信
【ロシア連邦国防省は1000名以上の将兵がマリウポリで投降して捕虜になったと発表した】
モスクワ、4月13日/タス通信
1000名以上のウクライナ軍人はマリウポリで自発的に投降して捕虜となり、その中には162名の士官と47名の女性軍人が居た。
水曜日にロシア連邦国防省公式代理人イーゴリ・コナシェンコフ少将は発表した。
「マリウポリ市のイリイチ記念冶金コンビナート地域において、ロシア軍及びドネツク人民共和国警察部隊による攻勢行動の成功の結果として、第36海軍歩兵旅団の1026名のウクライナ軍人は自発的に武器を置き、投降して捕虜となりました。
降伏したウクライナ軍人の中には、162名の士官と、更には47名の女性軍人が居ます」
コナシェンコフは話した。
彼は、第36旅団の151名の負傷したウクライナ軍人は、その場で最初の医療援助を与えられ、その後、全員が治療の為にマリウポリ市立病院へ運ばれたと付け加えた。

ウクライナ海軍の第36独立海軍歩兵旅団は、2015年7月20日に第36沿岸防衛旅団を改編して創設され、ムィコラーイウ、ベルジャンスク、マリウポリに駐留していました。
[第36独立海軍歩兵旅団]
第1独立海軍歩兵大隊(ムィコラーイウ)
第501独立海軍歩兵大隊(ベルジャンスク)
第503独立海軍歩兵大隊(マリウポリ)
戦車大隊
旅団砲兵群
高射ロケット砲大隊
修理復帰大隊
工兵群
物資供給群
偵察中隊
狙撃兵中隊
電波電子戦闘中隊
放射線・化学物質・生物兵器防護中隊
野戦通信隊
医療中隊
2015年初頭からウクライナ東部のドネツク及びルガンスク地域へ派遣されて親ロシア派との戦闘へ参加していました。
2022年2月下旬以降は侵攻してくるロシア軍とマリウポリ付近で交戦していましたが、まず4月4日までに配下の第501独立海軍歩兵大隊が降伏しました。
[ウクライナ海軍歩兵大隊はマリウポリで降伏した]
その後も残る第36海軍歩兵旅団の将兵は包囲されたマリウポリで戦闘を継続し、4月10日~11日には突破を試みましたが失敗し、4月12日に降伏しました。
降伏後に尋問を受ける第36海軍歩兵旅団の副旅団長
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