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2022年6月上旬の太平洋演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はウラジオストクへ帰投した



『タス通信』より
2022年6月23日13時24分配信
【太平洋艦隊の艦は遠海ゾーン演習の後にウラジオストクへ戻ってきた】
ウラジオストク、6月23日/タス通信

太平洋艦隊グループは、遠海ゾーンの計画演習の枠組みにおける任務遂行後にウラジオストクの駐留所へ戻ってきた。
木曜日に太平洋艦隊広報サービスは発表した。

「太平洋艦隊主要基地へ、先ず初めにコルベット グロームキー、ソヴェルシェーンヌイ、ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフが入り、その後に指揮艦マルシャル・クルイロフと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフが続きました。
2022年の太平洋艦隊の軍管理組織の訓練計画に沿って、6月3日から10日の期間に太平洋海域で太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツ大将指揮下の艦隊多種戦力の沿海ゾーン演習が行なわれました」

声明では、こう述べられた。

太平洋艦隊のグループ演習には、40隻以上の艦隊戦闘艦及び支援船、そして更に約20機の飛行装置が関わった。
演習の最終部分で、太平洋海域で互いにかなり離れて行動する捜索打撃艦グループは対潜行動へ取り組んだ。
演習の実地部門において、各々が独自のセクターで行動する艦の乗組員は空中及び海上の仮想敵の攻撃を撃退し、「敵」航空機及び水上艦を模した標的を目標にして砲装置からの射撃を実行した。

全ての参加艦は、艦隊海上航空隊と活発に連携した。
沿海地方及びカムチャツカ地方飛行場から潜水艦を探知する為に遠距離対潜航空機Tu-142M3、対潜航空機Il-38及びIl-38Nが関わり、「敵」潜水艦の行動予想海域で水中音響ブイの設置を行なった。

遠海ゾーンの演習中、合計300以上の戦闘訓練が実施され、この内170は兵器を実際に使用した。




2022年5月20日、指揮艦「マルシャル・クルイロフ」(331)、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」(543)、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(548)、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」(333)、「グロームキー」(335)、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」(339)、「グレミャーシチー」(337)などがウラジオストクを出航しました。

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5月末に宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入りました。


2022年6月3日、ロシア連邦国防省は、6月3日から10日まで太平洋上でロシア太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツ大将指揮下の40隻以上の艦船と20機の航空機が参加する演習が実施されると発表しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年6月3日7時58分配信
【40隻以上の海軍の艦船は太平洋で演習を実施する】

6月1日、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」オホーツク海で対空防衛演習を行ないました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年6月1日10時38分配信
【フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」は「敵」爆撃機を無力化した】

6月9日、海上自衛隊護衛艦「ゆうだち」(DD-103)は、北海道根室半島南東沖でフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」、「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」、「グレミャーシチー」を確認しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年6月10日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

6月14日、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」、「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」太平洋上で対空防衛演習を行ないました。
テレビ局『ズヴェズダー』より
2022年6月14日11時11分配信
【太平洋艦隊コルベット支隊は太平洋で空中「打撃」を撃退した】

6月15日、コルベット「グレミャーシチー」太平洋上で対潜演習を実施し、その中で対潜ミサイル「オトヴェート」の模擬発射訓練を行ないました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年6月15日9時25分配信
【コルベット「グレミャーシチー」は仮想敵潜水艦狩りを行なった】

同じ6月15日、指揮艦「マルシャル・クルイロフ」、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」、「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」、「グレミャーシチー」北海道襟裳岬沖から千葉県犬吠岬沖へ向かった事が海上自衛隊により確認されました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年6月16日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

翌6月16日、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」、「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」、「グレミャーシチー」伊豆諸島海域を西進しました。
6月17日には指揮艦「マルシャル・クルイロフ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」が同じ海域を西進しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年6月17日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

6月17日、ロシア国防省指揮艦「マルシャル・クルイロフ」、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、コルベットフィリピン海へ入ったと発表しました。
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『タス通信』より
2022年6月17日9時31分配信
【太平洋艦隊艦船支隊はフィリピン海へ入った】

6月19日、指揮艦「マルシャル・クルイロフ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」、「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」沖縄本島宮古島の間の海域を通過し、東シナ海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年6月19日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

6月21日、指揮艦「マルシャル・クルイロフ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」、「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」対馬海峡を北上して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年6月21日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

6月23日にウラジオストクへ帰投しました。


なお、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」コルベット「グレミャーシチー」は本隊と別れ、6月22日にフィリピンマニラ港へ寄港しています。
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