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ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクとスモレンスクはバレンツ海で対艦ミサイルを発射した


『タス通信』より
2022年6月20日11時1分配信
【原子力巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」と「スモレンスク」はバレンツ海でミサイル発射を実行した】
モスクワ、6月20日/タス通信

原子力水中巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」(プロジェクト885「ヤーセン」)「スモレンスク」(プロジェクト949A「アンテイ」)は、有翼ミサイル「カリブル」及び「グラニート」バレンツ海の仮想敵グループへ打撃を与えた。
北方艦隊広報サービスは報道機関へ伝えた。

「北方艦隊の原子力水中ロケット巡洋艦は、バレンツ海の仮想敵艦グループへミサイル打撃を与えました。
約200キロメートル離れた仮想敵揚陸艦支隊を模した困難な目標位置は、有翼ミサイル カリブル及びグラニートにより成功裏に撃破しました」

艦隊は話し、射撃には、プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中ロケット巡洋艦「セヴェロドヴィンスク」プロジェクト949A「アンテイ」「スモレンスク」が関わった事を明らかにした。

原子力艦の乗組員が合同射撃へ取り組んだ事が指摘され、その主な特徴は、速度と飛行特性が異なる様々な種類の有翼ミサイルで同時に目標を撃破した事に在った。

「客観的監視データによると、ミサイル射撃は成功裏に実行されました。
ミサイル兵器の特性と高い信頼性が確認されました」

広報サービスは言った。

北方艦隊は、ミサイル射撃実施海域は民間船舶航行と航空機の飛行の為に閉鎖された事を強調した。
海域の閉鎖は、コラ多種戦力小艦隊の艦により保障された。
ミサイル射撃は、夏季訓練期間の統制活動実施の枠組みにおける艦隊戦闘訓練計画に沿って実行された。



プロジェクト885「ヤーセン」原子力水中巡洋艦の1番艦K-560「セヴェロドヴィンスク」は1993年12月21日にセヴェロドヴィンスク造船所「セヴマシュ」で起工され、2010年6月15日に進水し、2014年6月17日に正式にロシア海軍へ就役しました。

2021年2月5日には巡航ミサイル「カリブル」を地上目標へ発射しています。
[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスクは巡航ミサイル"カリブル"を地上目標へ発射した]

2021年10月4日には極超音速ミサイル「ツィルコン」の水中発射試験を行ないました。

[ロシア海軍北方艦隊の原子力水中巡洋艦セヴェロドヴィンスク、水中から極超音速ミサイル"ツィルコン"発射(2021年10月4日)]


プロジェクト949A「アンテイ」(オスカーII級)原子力水中巡洋艦K-410「スモレンスク」は1986年12月9日にセヴェロドヴィンスク造船所で起工され、1988年3月4日に進水し、1990年1月20日に進水、1990年12月22日に海軍へ引き渡されました。

2019年7月28日の『ロシア海軍の日』には、クロンシュタットの観艦式(主要海軍パレード)へ参加しました。
[クロンシュタットの『ロシア海軍の日』観艦式及びバルト海演習『大洋の盾-2019』へ参加した北方艦隊の艦船は母港へ帰投した]


2022年6月20日、2隻の原子力水中巡洋艦バレンツ海で海上目標へ対艦ミサイルを同時に発射しました。
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