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ロシア海軍太平洋艦隊の為の第5のプロジェクト20385コルベット「ブイストルイ」は2022年7月1日に起工される

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『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年6月24日8時5分配信
【『アムール造船工場』の創立記念日にもう1隻のプロジェクト20385コルベットが起工される】

7月1日・金曜日、太平洋艦隊の為に意図されるプロジェクト20385多目的コルベット「ブイストルイ」が『アムール造船工場』で起工される。
同社広報サービスが伝えたように、式典は造船所の創立記念日に合わせられる。


『アムール造船工場』広報サービスは、この艦がロシア連邦国防省との契約署名後、昨年に建造が開始されたプロジェクト20385コルベットのラインの3隻目となる事を指摘した。

2020年12月にロシア連邦国防省『アムール造船工場』が2隻のプロジェクト20380コルベットと4隻のプロジェクト20385コルベットの契約を締結した事が想い起こされる。
2021年8月、同社は最初のプロジェクト20385コルベット「ブーイヌイ」を起工し、同プロジェクトの第2のコルベット「ラズムヌイ」を今年6月12日に起工した。

プロジェクト20385艦の排水量は2200トン、全長-104メートル、幅-13メートル。
速力-27ノット、航続距離-3500海里、自立航行期間-15日、乗組員-99名。

兵装として、ミサイル複合体「カリブル-NK」高射ミサイル複合体「リドゥート」100mm砲装置A-190-01、2基の30mm機関砲AK-630M、そして更に対潜複合体「パケート-NK」を搭載する。



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プロジェクト20385コルベットプロジェクト20380の改良型であり、兵装が強化されています。
[プロジェクト20385「グレミャーシチー」型コルベット]

20380対艦ミサイル「ウラン」に代わり、20385は対地攻撃も可能な打撃巡航ミサイル「カリブル」を装備します。

プロジェクト20385の1番艦「グレミャーシチー」(337)は、2012年2月1日にサンクトペテルブルク市『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で起工され、2017年6月30日に進水し、2020年12月29日に就役、太平洋艦隊へ編入されました。
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[プロジェクト20385コルベットの1番艦グレミャーシチーはロシア海軍へ就役し、太平洋艦隊へ編入された]

2021年11月30日にウラジオストクへ到着しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット"グレミャーシチー"、潜水艦ペトロパヴロフスク・カムチャツキーとヴォルホフはウラジオストクへ到着した]

2番艦「プロヴォールヌイ」は、サンクトペテルブルク市『北方造船所』(セーヴェルナヤ・ヴェルフィ)で2013年7月25日に起工されました。
[プロジェクト20385コルベット「プロヴォールヌイ」は起工された]

2021年12月17日18時22分頃(モスクワ時間)に発生した火災で損傷した為、就役は2026年以降に延期されました。
就役後は太平洋艦隊へ配備されます。
[2021年12月17日の火災事故により損傷した最新コルベット「プロヴォールヌイ」は2026年以降にロシア海軍へ就役する]

2020年12月15日、極東コムソモリスク・ナ・アムーレ市『アムール造船工場』は、太平洋艦隊向けとして2隻のプロジェクト20380コルベットと4隻のプロジェクト20385コルベットの建造契約をロシア国防省と締結しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の4隻のプロジェクト20385コルベットと2隻のプロジェクト20380コルベットの建造契約が締結された]

これにより20385コルベットの3番艦以降は『アムール造船工場』で建造される事になり、2021年8月23日に3番艦(『アムール造船工場』建造艦としては1番艦)「ブーイヌイ」が起工されました。
[ロシア海軍の為のボレイ-A戦略用途原子力ロケット水中巡洋艦2隻、プロジェクト20380コルベット1隻、、プロジェクト20385コルベット1隻、プロジェクト06363潜水艦2隻はプーチン大統領の号令下で一斉に起工された]

2022年6月12日、4番艦(『アムール造船工場』建造艦としては2番艦)「ラズムヌイ」が起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト20385コルベット「ラズムヌイ」起工(2022年6月12日)]


そして7月1日、5番艦(『アムール造船工場』建造艦としては3番艦)「ブイストルイ」が起工される事になりました。

ロシア太平洋艦隊には、同名の戦隊水雷艦(駆逐艦)「ブイストルイ」(1989年10月28日就役)が在籍していますが、2020年春の太平洋艦隊の演習へ参加した後は洋上へ出ておらず、2021年には予備役となっているので、近い内に除籍されるようです。
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