大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンは2022年7月末にロシア海軍へ就役する
- カテゴリ:ロシア新世代水上艦

『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年6月9日8時18分配信
【情報筋は大洋調査船「エフゲニー・ゴリグレジャン」の新たな引き渡し時期を告げた】
ロシア連邦国防省深海研究総局の為に沿バルト造船工場『ヤンターリ』が建造したプロジェクト02670大洋調査研究船「エフゲニー・ゴリグレジャン」は、7月末に発注者へ引き渡される。
『タス通信』は造船分野の情報提供者より伝えられた。
「エフゲニー・ゴリグレジャンは、バルト海での国家試験プログラムを成功裏に完了しました。
『海軍の日』(2022年は7月31日に祝われる)までに大洋調査船は御客様へ御引き渡し致します」
対談者は話した。
以前、同社広報サービスは、「エフゲニー・ゴリグレジャン」は6月20日までに就航すると言っていた。
船の航行試験は今年3月に始まった。
プロジェクト02670大洋調査研究船「エフゲニー・ゴリグレジャン」は、プロジェクトB-92海洋曳船MB-305をベースにして2016年に再起工された。

それは2017年に発注者への引き渡しが計画されていた。
2018年、『Mil.Press FlotProm』の情報筋は、『ヤンターリ』への製品の供給社に問題が有ると述べた。
2020年2月、セルゲイ・ミハイロフは、2018年11月に作業は公式に停止し、2019年中に交渉が行なわれ、2019年に、更なる国家契約の履行に関する発注者との問題が解決した事を認めた。
2020年12月末、船は進水した。
2021年10月、航行試験は11月中旬に始まると報じられた。
大洋調査船「エフゲニー・ゴリグレジャン」の主な任務は、水中での技術的作業、海洋での環境モニタリング、海底での海洋調査、海上で捜索・救助部隊へ支援を与える事に在る。
船は水中救助装置を受け入れる事が出来る。

大洋調査船の排水量は4000トン、自立航行期間30日、乗組員32名+探検要員25名。
船は中央海洋設計局『アルマーズ』(『統合造船業営団』へ加入)により開発された。
情報分析サービスによると、株式会社沿バルト造船工場『ヤンターリ』はカリーニングラードに登録されている。
規定資本は426300ルーブルである。
『統合造船業営団』は56.81パーセントの株式を所有し、更に33.26パーセントは株式会社『西方造船センター』が所有している。
残りの部分は少数株主である。
プロジェクトB92海上弾薬輸送船「イグラ」は、ポーランドのシュチェチン造船社で1982年12月10日に起工され、1983年4月9日に進水し、1983年11月3日に就役し、北方艦隊へ配備されました。

2008年に海洋曳船MB-305としてバルト艦隊へ転属しました。

2016年3月19日、大洋調査研究船へ改造される事になり、カリーニングラードの造船工場『ヤンターリ』においてプロジェクト02670「エフゲニー・ゴリグレジャン」として再起工されました。

2020年12月25日に進水しました。


2021年6月4日に造船所の岸壁で係留試験が始まりました。

[ロシア海軍の大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンは係留試験を開始した]
「エフゲニー・ゴリグレジャン」の航行試験は2021年11月中旬に始まる予定でしたが、その航行試験を開始する為に『ヤンターリ』からバルチースク海軍基地へ移動したのは2021年1月末でした。


[ロシア海軍の大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンは洋上試験の準備を進めている]
2022年3月11日、「エフゲニー・ゴリグレジャン」はバルト海で航行試験を開始しました。
[ロシア海軍の大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンはバルト海で洋上試験を開始した]
航行試験は6月には完了しました。
「エフゲニー・ゴリグレジャン」のロシア海軍への引き渡しは、2022年7月末に予定されています。
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