ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142M3は日本海で対潜演習を実施した
- カテゴリ:遠距離対潜哨戒機Tu-142

『ロシア通信社ノーボスチ』より
2022年7月1日4時34分配信
【太平洋艦隊の航空機は日本海の演習で「敵」潜水艦を破壊した】
ウラジオストク、7月1日-ロシア通信社ノーボスチ
太平洋艦隊の対潜航空機Tu-142M3乗員は、日本海の演習で仮想敵潜水艦の捜索と破壊へ取り組んだ。
太平洋艦隊は発表した。
2機の対潜航空機Tu-142M3乗員は、日本海エリア上空で「敵」潜水艦の捜索と破壊の課題へ取り組む練習訓練飛行を行なった。
「航空機は沿海地方の予備飛行場から離陸しました。
飛行中に乗員は電波位置測定手段及び水中音響探知手段を複合使用し、そこから受け取った情報を体系化して分析しました。
戦闘訓練射爆場の1つで海上航空隊の飛行士は仮想敵潜水艦を探知、分析し、それを追跡する行動を実行しました」
声明では、こう述べられた。
その後、乗員は目標を捕捉、破壊する手順へ取り組み、対潜兵器を模擬使用した。
敵の役割は、太平洋艦隊のプロジェクト「ワルシャワンカ」ディーゼルエレクトリック潜水艦の内の1隻が務めた。
ソ連/ロシア海軍の遠距離対潜哨戒機Tu-142は、戦略爆撃機Tu-95の海軍向けヴァージョンであり、1968年6月18日に初飛行し、1972年11月15日に軍備採用されました。
1968年から1994年までに合計で100機生産され、この内の8機はインドへ輸出されました。
現在、ロシア海軍航空隊では、北方艦隊と太平洋艦隊に各12機が在籍しています。
太平洋艦隊所属機はカーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)に配備されています。
カーメニ・ルチェイ飛行場(モンゴフト)



最近では、2022年6月上旬に実施された太平洋艦隊の演習へ参加しています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の太平洋演習(2022年6月上旬)]
7月1日には日本海で対潜演習を行ないました。
「敵役」を務めたのは太平洋艦隊の「ワルシャワンカ」級潜水艦との事ですが、おそらくは最新の「ペトロパヴロフスク・カムチャツキー」か「ヴォルホフ」でしょう。
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