ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」とコルベット「グレミャーシチー」は太平洋演習と東南アジア遠征を終えてウラジオストクへ帰投した
- カテゴリ:ロシア太平洋艦隊(2021年-)



『PortNews』より
2022年7月8日16時56分配信
【太平洋艦隊艦船支隊は遠海ゾーンで任務を遂行した後にウラジオストクへ戻ってきた】
フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、コルベット「グレミャーシチー」、中型海洋給油船「ペチェンガ」で構成される太平洋艦隊艦船支隊は、遠海ゾーンで任務を遂行した後にウラジオストクへ戻ってきた。
ロシア国防省サイトでは、こう述べられている。
会合で太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊司令官ワレーリー・カザコフ少将は、戻ってきた船員を祝福した。
艦の乗組員は、1ヶ月半に渡り全ての与えられた任務を成功裏に遂行した。
艦は一連の演習へ参加し、その中で最大のものは、太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツ大将指揮下の遠海ゾーンの艦隊多種戦力演習であった:それには40隻以上の戦闘艦と支援船が参加した。
アジア-太平洋諸国との海軍協力の発展の枠組みにおいて、支隊はフィリピンのマニラ港とベトナムのカムラン港への寄港を行なった。
2022年5月20日、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」(543)とコルベット「グレミャーシチー」(337)は、他のロシア太平洋艦隊の主力水上艦と共にウラジオストクを出航しました。

5月末に宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入りました。
2022年6月3日、ロシア連邦国防省は、6月3日から10日まで太平洋上でロシア太平洋艦隊司令官セルゲイ・アヴァキャンツ大将指揮下の40隻以上の艦船と20機の航空機が参加する演習が実施されると発表しました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年6月3日7時58分配信
【40隻以上の海軍の艦船は太平洋で演習を実施する】
6月1日、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」はオホーツク海で対空防衛演習を行ないました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年6月1日10時38分配信
【フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」は「敵」爆撃機を無力化した】
6月9日、海上自衛隊の護衛艦「ゆうだち」(DD-103)は、北海道の根室半島南東沖で太平洋艦隊水上艦部隊を確認しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年6月10日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
6月15日、コルベット「グレミャーシチー」は太平洋上で対潜演習を実施し、その中で対潜ミサイル「オトヴェート」の模擬発射訓練を行ないました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年6月15日9時25分配信
【コルベット「グレミャーシチー」は仮想敵潜水艦狩りを行なった】
同じ6月15日、太平洋艦隊水上艦部隊は北海道の襟裳岬沖から千葉県犬吠岬沖へ向かった事が海上自衛隊により確認されました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年6月16日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
翌6月16日、太平洋艦隊水上艦部隊は伊豆諸島海域を西進しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年6月17日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

その後、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」とコルベット「グレミャーシチー」、そして中型海洋給油船「ペチェンガ」は本隊と別れ、フィリピンへ向かいました。
(本隊は6月23日にウラジオストクへ帰投)
6月22日にフィリピンのマニラ港へ寄港しました。

6月23日にマニラ港から出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」とコルベット「グレミャーシチー」はフィリピンのマニラ港訪問を終えて出航した]
6月25日にベトナムのカムラン港へ寄港しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」とコルベット「グレミャーシチー」はベトナムを訪れた]
6月28日にカムラン港から出航し、南シナ海で戦闘演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」とコルベット「グレミャーシチー」は南シナ海で戦闘演習を実施した]
7月1日に与那国島と西表島の間の海域を北上しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年7月2日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
7月4日には久場島と大正島の間の海域を北上しました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年7月5日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
7月5日に東シナ海で機雷掃討訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」とコルベット「グレミャーシチー」は東シナ海で機雷掃討訓練を実施した]
7月5日夜に対馬海峡を通過して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年7月6日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】
7月8日にウラジオストクへ帰投しました。
「マルシャル・シャーポシニコフ」と「グレミャーシチー」は、7月31日の『ロシア海軍の日』にウラジオストクで行なわれる観艦式へ参加します。
『インテルファクス・極東ニュース』より
2022年7月4日8時13分配信
【7隻の太平洋艦隊の戦闘艦艇がウラジオストクで海軍の日パレードへ参加する】
ウラジオストク観艦式には、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」、コルベット「グレミャーシチー」、コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」、小型対潜艦MPK-221、ロケット艇R-261、基地掃海艦BT-110、潜水艦「ウスチ・ボリシェレツク」が参加します。
何時もは太平洋艦隊旗艦・親衛ロケット巡洋艦「ワリャーグ」も参加するのですが、同艦は現在、地中海東部に滞在しています。
[ロシア海軍北方艦隊のロケット巡洋艦マルシャル・ウスチーノフと太平洋艦隊の親衛ロケット巡洋艦ワリャーグ、地中海東部で対艦攻撃訓練(2022年6月14日)]
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