大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンは2022年9月下旬にロシア海軍へ就役する
- カテゴリ:ロシア新世代水上艦

『タス通信』より
2022年7月12日9時4分配信
【情報筋:国防省は9月に「エフゲニー・ゴリグレジャン」を受領できるだろう】
モスクワ、7月12日/タス通信
沿バルト造船工場『ヤンターリ』(『統合造船業営団』へ加入)がロシア連邦国防省の為に建造している大洋調査研究船「エフゲニー・ゴリグレジャン」は、9月末に発注者へ引き渡されるだろう。
『タス通信』は造船分野の情報提供者より伝えられた。
「大洋調査研究船の作業(試験)の仕上げには、追加の時間が必要でした。
今の所、船の引き渡しは9月下旬に計画されております」
対談者は話した。
以前には、この行事は6月に計画されていた。
『タス通信』は、この情報を公式に確認していない。
3月14日、造船所広報サービスは、工場航行試験プログラムの枠組みにおいて、船が初めてバルト海へ出航したと発表した。
プロジェクト02670大洋調査研究船「エフゲニー・ゴリグレジャン」は、2016年3月19日に起工され、2020年12月25日に進水した。
プロジェクト02670は中央海洋設計局『アルマーズ』により開発された。
船の名は、海洋工学中央設計局『ルビーン』の特殊用途原子力潜水艦の設計主任エフゲニー・アレクセーヴィチ・ゴリグレジャンに因んで命名された。
船は、水中技術作業、海洋での環境モニタリング、最下層の調査、海上での捜索救助部隊への援助の為に意図されている。
それは船上への水中救助装置の受け入れが可能である。
船の排水量は4000トン、全長-81メートル、幅-16メートル、自立航行期間-30日、乗組員-32名と探検隊員25名。
船は、ロシア連邦国防省の深海研究総局の為に建造された。
プロジェクトB92海上弾薬輸送船「イグラ」は、ポーランドのシュチェチン造船社で1982年12月10日に起工され、1983年4月9日に進水し、1983年11月3日に就役し、北方艦隊へ配備されました。

2008年に海洋曳船MB-305としてバルト艦隊へ転属しました。

2016年3月19日、大洋調査研究船へ改造される事になり、カリーニングラードの造船工場『ヤンターリ』においてプロジェクト02670「エフゲニー・ゴリグレジャン」として再起工されました。


2020年12月25日に進水しました。
2021年6月4日に造船所の岸壁で係留試験が始まりました。

[ロシア海軍の大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンは係留試験を開始した]
「エフゲニー・ゴリグレジャン」の航行試験は2021年11月中旬に始まる予定でしたが、その航行試験を開始する為に『ヤンターリ』からバルチースク海軍基地へ移動したのは2021年1月末でした。


[ロシア海軍の大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンは洋上試験の準備を進めている]
2022年3月11日、「エフゲニー・ゴリグレジャン」はバルト海で航行試験を開始しました。
[ロシア海軍の大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンはバルト海で洋上試験を開始した]
「エフゲニー・ゴリグレジャン」のロシア海軍への引き渡しは2022年7月末に予定されていましたが、9月下旬に延期されたようです。
[大洋調査船エフゲニー・ゴリグレジャンは2022年7月末にロシア海軍へ就役する]
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