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ロシア海軍の為の新たな対艦弾道ミサイル「ズメエヴィク」が開発される

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『タス通信』より
2022年7月12日9時46分配信
【情報筋:ロシア連邦海軍の為に弾道ミサイル「ズメエヴィク」が開発される】
モスクワ、7月12日/タス通信

ロシアは、海軍の為に新たな「航空母艦キラー」極超音速弾頭を持つ弾道ミサイル「ズメエヴィク」を開発する。
『タス通信』軍当局及び防衛産業企業体に近い2名の情報提供者より伝えられた。

「極超音速弾頭を持つ弾道ミサイル"ズメエヴィク"の開発は、かなりの長期に渡っています。
それは、大きな水上目標、先ず第一に航空母艦の撃破の為に意図されております」

彼ら(情報提供者)の内の1人は話した。

他の情報提供者は、このミサイル海軍沿岸ロケット部隊へ軍備採用されるだろうと述べた。
対談者の1人は、その特性において、「ズメエヴィク」は4000キロメートルの射程距離を有する中国の同類クラスのミサイルDF-21D及びDF-26に似ていると付け加えた。

レウトフ科学生産合同『機械製造』(コーポレーション『戦術ミサイル兵器』へ加入)は、この情報について『タス通信』へコメントしなかった。

この企業は、極超音速の製品「ツィルコン」(水上艦及び潜水艦の為の対艦ミサイル)、大陸間弾道ミサイルUR-100N UTTKh及び「サルマート」の為の戦闘装備「アヴァンガールト」超音速ミサイル「オーニクス」(輸出モデル「ヤーホント」)を持つ沿岸ミサイル複合体「バスチオン」を開発、製造している。

3月、科学生産合同『機械製造』副総取締役アナトーリー・スヴィンツォフは、同社にはミサイル「ツィルコン」の航空ヴァージョンに関する大量のやりかけの仕事が有ると述べた。
彼によると、「ツィルコン」は当初、海上ヴァージョンと航空ヴァージョンの双方が開発されていたと付け加えた。
「発注主は最初の段階で、海上ヴァージョンのミサイルの作成に関する作業を活性化させる決定を下しました」
彼は説明した。



ソヴィエト/ロシア海軍は、かつて一度だけ1960年代末に「対艦弾道ミサイル」を開発した事は有りました。
[幻の旧ソ連海軍「対艦弾道ミサイル」]
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プロジェクト667A原子力巡洋潜水艦(ヤンキー級)弾道ミサイルR-27をベースに開発された対艦弾道ミサイルR-27Kは、このミサイルの試験艦に改造されたプロジェクト605巡洋潜水艦K-102で1973年9月11日から1975年8月15日まで何回か発射試験が行なわれましたが、開発は中止されました。
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『V.P.マケーエフ記念国立ロケットセンター』公式サイトより
【ミサイルR-27K】

1970年代には、長射程の超音速対艦ミサイル「グラニート」の開発が進められて実用化の目途も立っており、射程距離は上回るものの、明らかに「グラニート」よりも命中率が悪いR-27Kを実戦配備する意味は無くなりました。
[有翼ミサイル複合体グラニートは軍備採用30周年を迎えた]


それから40年以上が経過し、今再びロシア海軍の為の新たな対艦弾道ミサイル「ズメエヴィク」の開発が水面下で進められている事が明らかにされました。
今度は潜水艦搭載型ではなく、海軍沿岸部隊が運用が想定する地上発射型の中距離弾道ミサイルになるようです。

対艦弾道ミサイル「ズメエヴィク」「極超音速の弾頭」を持つとの事ですから、最近に実戦配備が始まった戦略用途ロケット軍「アヴァンガールト」のようなものでしょうか。


「アヴァンガールト」も開発作業のスタートは1980年代後半、実戦配備は2019年なので、「開発はかなりの長期に渡って」います。
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