女性乗組員で構成されたバルト艦隊の哨戒艇エフゲニー・コレスニコフは7月31日の『ロシア海軍の日』にサンクトペテルブルクの観艦式へ参加する
- カテゴリ:ロシア海軍バルト艦隊(2020年-)
テレビ局『ズヴェズダー』より
2022年7月22日22時52分配信
【乙女だけ:バルト艦隊の最初の女性乗組員はどのように主要海軍パレードを準備しているのか】
「乙女達」オクサナ、リューダ、レナ~上級曹ザブロディナ、2等曹ムリナと上級水兵ツゴルコワは、主要海軍パレードに向けて彼女達の艇を準備している。
バルト艦隊の最初の女性乗組員は、艇内の清潔さについて非常に慎重な態度で臨んでいる。
それは、一般的なものとは少し異なっている。
「私達は、たぶん柔軟になっています。
私達は女の子です。もちろん階級では無く性別において」
「エフゲニー・コレスニコフ」艇長オクサナ・ザブロディナは話した。
艇長オクサナ・ザブロディナは、長い間~既に13年間艦隊に居る。
しかし彼女は、残り全ての乗組員と同様に沿岸で勤務しており、今は新たな機器をマスターしている。
エレナ・ムリナは、航法と通信を担当する。
最初の女性乗組員への選抜を打診された時、彼女は躊躇せずに同意した。
「艦隊は実際にどのようなものであるのかを完全に体験しました。
確かに、オフィスの何処かのポストに座っていますが、ここには海が有り、全てはとても興味深いものです」
ムリナは話した。
乙女達は訓練センターでの訓練を終えたばかりであり、3ヶ月間で理論と実践を教わった。
そして彼女達は、プロジェクト「ラプトル」哨戒艇を最大速力~40ノット以上へ加速する事すら出来た。
この艇は、バルト艦隊の海軍歩兵中隊長エフゲニー・コレスニコフに敬意を表して命名された。
1995年、彼はグローズヌイにおいて戦闘員の攻撃を先導し、そして死亡した。
親衛少佐エフゲニー・コレスニコフは、死後にロシア連邦英雄称号を授与された。
艇の女性乗組員は、初めにフィンランド湾でパレード隊列の行進へ取り組み、その後、ネヴァ川を行進する。
7月31日には、全国が見守る中で行進する事になる。
今、彼女達の「ラプトル」は埠頭に係留されており、操縦士-電気工事士リュドミラ・ツゴルコワが担当するエンジンの計画整備が進められている。
誰かが思っているだろう:これは女性の仕事では無い~特に、きちんとしたマニキュアを付けてエンジンをいじる事は。
しかしリュドミラは、疑う者への回答を持っている。
「作業は難しいものでは有りませんし、マニキュアは薄暗く、控えめにしております。
長い爪は許可されておりませんし、短いです」
リュドミラは話した。
男性の助力無しで乙女達が完全に行なう事は出来ない~そう、注目は避けられない。
しかし、オクサナ、エレナ、リュドミラは結婚しており、それぞれ子供が居る~従って、勤務においては如何なる浮気も無い。
レニングラード海軍基地司令官を前にした隊列の視察は、最初の女性乗組員は、依然として最も魅力的である事を明確に証明している。
プロジェクト03160「ラプトル」哨戒艇P-426「エフゲニー・コレスニコフ」は、サンクトペテルブルクの『ペラ』造船所で2016年に起工され、2017年5月30日に進水し、同年10月7日にロシア海軍へ就役し、バルト艦隊へ編入されました。

就役後はクロンシュタット(レニングラード海軍基地)へ配備されました。
2022年、「エフゲニー・コレスニコフ」の乗組員は女性のみで構成される事になり、オクサナ・ザブロディナ、エレナ・ムリナ、リュドミラ・ツゴルコワの3名が選抜され、訓練を受けました。
そして2022年7月31日の『ロシア海軍の日』にサンクトペテルブルク及びクロンシュタットで行なわれる観艦式(主要海軍パレード)へ参加する事になりました。
なお、「エフゲニー・コレスニコフ」はバルト艦隊で初めての女性乗組員だけで構成される艦艇になりますが、ロシア海軍全体では、2020年6月に黒海艦隊の哨戒艇P-834で初めて女性乗組員の試験運用が行なわれています。
[ロシア海軍初の戦闘艇の女性乗組員の試験運用は完了した]
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