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ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはウラジオストクで対空防衛訓練を実施した

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『REGNUM』より
2022年8月2日10時57分配信
【「アドミラル・パンテレーエフ」は無人飛行装置の仮想空爆から太平洋艦隊駐留所を援護した】
ウラジオストク、8月2日

大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」ウラジオストク太平洋艦隊駐留所の対空防衛を保障する演習を実施した。
8月2日に太平洋艦隊広報サービスはロシア連邦国防省のサイトで発表した。

「計画戦闘演習の枠組みで大型対潜艦の乗組員は、対空防衛当直中の行動手順へ取り組み、仮想敵空中目標を捜索、探知し、そして更にそれを追跡し、艦載兵器により仮想破壊しました」
太平洋艦隊広報サービス


演習中、艦隊打撃・偵察無人飛行装置による模擬空中攻撃により「現代的な戦闘実施方法への対抗」へ特別な注意が払われた事が指摘された。

「訓練により、艦の乗組員の対空防衛に関する高い水準と準備状態が示されました」
太平洋艦隊広報サービス


『REGNUM』が報じたように、セヴァストーポリ黒海艦隊本部への無人機による攻撃の事実に関する刑事告発が行なわれた。



プロジェクト1155大型対潜艦の12番艦(最終艦)「アドミラル・パンテレーエフ」は、カリーニングラード造船工場『ヤンターリ』で1988年4月28日に起工され、1990年2月7日に進水し、1991年12月19日に当時のソ連海軍へ納入されました。
ソ連邦解体(1991年12月25日)の翌年の1992年5月1日に海軍旗初掲揚式典を開催し、正式にロシア海軍へ就役しました。

1992年後半にバルト海から極東へ回航され、1992年12月28日にウラジオストクへ到着しました。
[ウダロイ級12番艦アドミラル・パンテレーエフ]
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1995年8月末~9月初頭には対日戦勝50周年記念行事へ参加する為にハワイ真珠湾を訪問しました。
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2007年9月末にウラジオストク沖で実施されたアメリカ海軍との合同演習『パシフィック・イーグル-2007』へ参加しました。
[チハオケアンスキー・オリョール-2007]

2009年3月末から7月初頭までアデン湾への遠距離航海を行ない、ソマリア海賊対処任務に従事しました。
[ロシア海軍第3次ソマリア遠征]
4月28日にはソマリア沖で29名の海賊を拘束しました。
[ロシア海軍第3次ソマリア派遣隊、海賊を拘留]

2011年10月から2012年1月までアデン湾の海賊対処任務に就き、2月12日にウラジオストクへ帰港しました。
[ロシア太平洋艦隊第6次海賊対処部隊はウラジオストクへ戻ってきた]

2012年7月にはハワイ沖でアメリカ主催の環太平洋合同演習『リムパック-2012』へ参加しました。
[ロシア太平洋艦隊は環太平洋演習リムパック-2012に参加する]
[ロシア海軍リムパック参加部隊は帰港した]

2013年3月から12月下旬まで地中海東部への遠距離航海を行ないました。
[ロシア太平洋艦隊地中海遠征(2013年3月~12月)]

2014年5月下旬に東シナ海で実施された中国海軍との合同演習『海洋協同-2014』へ参加しました。
[ロシア-中国海軍合同演習「海洋協同-2014」]

2014年7月下旬にピョートル大帝湾で実施されたインド海軍との合同演習『インドラ-2014』へ参加しました。
[ロシア-インド海軍合同演習「インドラ-2014」の活動段階が始まる]
[ロシア-インド海軍合同演習「インドラ-2014」2日目]

2014年9月にはオホーツク海で抜き打ち演習へ参加しました。
[ロシア太平洋艦隊主力部隊はオホーツク海で「抜き打ち演習」に参加した]

2015年2月から8月まで東南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフ遠距離航海(2015年2月-8月)]

2016年中に対潜ソナーのオーバーホールを行ないました。
[ロシア海軍は対潜艦のソナーのオーバーホールを実施する]

2016年8月中旬にウラジオストクを出航し、12月22日に帰港しました。
この間、9月には北極圏北方艦隊との合同演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは北極圏遠征から戻ってきた]

2017年4月13日、「アドミラル・ヴィノグラードフ」と共に対空戦闘訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフとアドミラル・ヴィノグラードフは日本海で対空戦闘訓練を行なった]

2017年4月下旬にヘリコプターの発着艦訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは艦載ヘリコプターの着艦訓練を行なった]

2017年6月末にラ・ペルーズ海峡(宗谷海峡)を通過してオホーツク海へ入り、演習を行なった後、7月初頭には同海峡を通過して日本海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の水上艦16隻はラ・ペルーズ海峡を通過して日本海へ入った]

2017年10月2日から2018年1月8日まで東南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊は東南アジア遠征を終えてウラジオストクへ帰投した]

その後、2018年3月20日から始まった太平洋艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の約20隻の艦船はピョートル大帝湾で演習を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグと大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは日本海で対潜戦闘訓練を行なった]

2018年6月22日には沿海地方ニコラエフカ飛行場に駐留している対潜ヘリコプターKa-27PLの発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは日本海で艦載ヘリコプターKa-27の発着訓練を行なった]

2018年9月11日から17日までロシア極東部で実施された戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加しました。
[戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊の大型水上艦はオホーツク海で演習を行なった]
[戦略演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍歩兵部隊は沿海地方で上陸演習を行なった]
[演習『ヴォストーク-2018』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊の掃海艦艇は太平洋及びオホーツク海で掃海演習を行なった]

2018年10月1日から2019年1月24日まで東南アジアへの遠距離航海を行ない、インド海軍との合同演習演習『インドラ・ネイヴィー-2018』へ参加しました。
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[ロシア太平洋艦隊東南アジア遠征(2018年10月-2019年1月)]

2019年2月27日、同型艦「アドミラル・ヴィノグラードフ」と共にピョートル大帝湾潜水艦の捜索・探知訓練を実施しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフとアドミラル・ヴィノグラードフはピョートル大帝湾で対潜演習を行なった]

2019年5月中旬にピョートル大帝湾で演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはピョートル大帝湾で演習を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはピョートル大帝湾で実弾射撃訓練を行なった]

2019年8月中旬~下旬に他の太平洋艦隊所属艦船と共に宗谷海峡を通過してオホーツク海へ入り、8月末~9月中旬に掛けてオホーツク海で演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上戦闘艦はオホーツク海の演習で高射ミサイルを発射した]
[ロシア海軍太平洋艦隊の主力水上戦闘艦はカムチャツカ半島で砲撃訓練を行なった]
[ロシア海軍太平洋艦隊旗艦・ナヒーモフ勲章授与・親衛ロケット巡洋艦ワリャーグとロケット艇2隻は太平洋で対艦ミサイルを発射した]

2019年9月17日に宗谷海峡を西進して日本海へ入り、その後、ウラジオストクへ戻りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2019年9月18日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

2019年10月から12月まで東南アジアへの遠距離航海へ参加しました。
[ロシア太平洋艦隊東南アジア遠征(2019年10月-12月)]

2020年3月末~4月末の太平洋艦隊オホーツク海演習へ参加し、5月5日にウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊沿海地方多種戦力小艦隊の主力水上艦はウラジオストクへ帰投した]

2020年5月14日にピョートル大帝湾ヘリコプターの発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはヘリコプターの発着訓練を行なった]
その後、日本海を南下し、5月17日に対馬海峡を南下して東シナ海へ入り、その後、太平洋上で行動した後、5月19日に対馬海峡を北上して日本海へ入り、ウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の10隻の艦船は洋上で『太平洋艦隊の日』を迎えた]

2020年6月28日には大型対潜艦「アドミラル・トリブツ」、小型対潜艦「コレーエツ」、「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」、MPK-221と共に日本海潜水艦捜索演習を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の対潜艦部隊と対潜哨戒機は日本海で潜水艦捜索演習を行なった]

2020年7月26日の『ロシア海軍の日』ウラジオストク(金角湾)の観艦式へ参加しました。

2020年8月中旬にウラジオストクを出航し、9月中旬までオホーツク海ベーリング海で演習を行ないました。
[ロシア海軍演習『大洋の盾-2020』(2020年8月)]

2020年10月19日にピョートル大帝湾で砲撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはピョートル大帝湾で対水上射撃及び機雷掃討訓練を行なった]

2020年11月1日から12月29日まで東南アジアへの遠距離航海を行ないました。
[ロシア太平洋艦隊東南アジア遠征(2020年11月-12月)]

2021年5月15日にピョートル大帝湾で各種砲撃訓練(対水上、対空、機雷掃討)とヘリコプター発着訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはピョートル大帝湾で砲撃訓練とヘリコプター発着訓練を行なった]

5月16日に宗谷海峡を東進してオホーツク海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2021年5月17日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

5月27日、オホーツク海病院船「イルティシュ」への負傷者移送訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはオホーツク海で病院船イルティシュへの負傷者移送訓練を行なった]

2021年6月に太平洋中央部で実施された太平洋艦隊の大規模演習へ参加しました。
[ロシア太平洋艦隊のアジア-太平洋遠征と太平洋中央部演習(2021年5月-7月)]

2021年10月には日本海で実施された中国海軍との合同演習『海洋協同-2021』へ参加しました。
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[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2021』(2021年10月14日~17日)]

11月中旬にウラジオストクを出航し、日本海潜水艦の捜索訓練を行ないました。
『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2021年11月19日9時38分配信
【大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は日本海で「敵」潜水艦を探した】

11月18日に対馬海峡を通過して東シナ海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2021年11月19日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

その後、東南アジア諸国連合(ASEAN)との合同演習へ参加する為、インドネシアへ向かいました。
[ロシア海軍とASEAN諸国海軍の初の合同演習は2021年12月1日~3日にインドネシア沖で実施される]

ロシア海軍ASEAN諸国海軍の初の合同演習は12月1日からスタートし、3日まで続きました。
海上での演習はスマトラ島北部沖で実施されました。


[ロシア海軍とASEAN諸国海軍の初の合同演習がインドネシアで始まった]
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはASEAN諸国海軍との合同演習『ARNEX-2021』へ参加する]
[ロシア海軍とASEAN諸国海軍の初の合同演習『ARNEX-2021』は終了した]

演習が終わった後、母港ウラジオストクへの帰路に就き、12月11日には補給の為、フィリピンマニラ港へ寄港し、12月13日に出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは補給の為にフィリピンのマニラ港へ寄港した]
[ASEAN諸国海軍との合同演習『ARNEX-2021』へ参加したロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは補給を終えてフィリピンのマニラ港を去った]

12月15日に対馬海峡を北上して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2021年12月16日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

12月17日に日本海で対潜戦闘訓練を行なった後、ウラジオストクへ帰投しました。
[ASEAN諸国海軍との合同演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは日本海で対潜演習を行なった]


2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環として日本海オホーツク海で演習を行なう為、他の太平洋艦隊所属艦20隻以上と共に2021年2月1日にウラジオストクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の約20隻の艦船は日本海とオホーツク海で演習を行なう]

2月7日にオホーツク海へ入りました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はラペルザ海峡(宗谷海峡)を通過してオホーツク海へ入った]

2月10日にはオホーツク海中型海洋給油船「イジョラ」(1970年4月24日就役)から洋上補給を受けました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はオホーツク海で洋上補給を行なった]

オホーツク海での演習を終えた太平洋艦隊艦船部隊太平洋を南下して津軽海峡を通過し、3月10日に日本海へ入りました。
[【珍説】ロシア海軍艦船の津軽海峡通過は「日本けん制」「日本への脅し」]

3月14日までにウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はオホーツク海演習を終えた後に津軽海峡を通過してウラジオストクへ帰投した]


それから約10日後の3月23日、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」中型海洋給油船「イジョラ」は、今度はアジア太平洋地域(東南アジア)への遠距離航海へ出発しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは東南アジアへの遠距離航海へ出発した]

3月24日に対馬海峡を南下して東シナ海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年3月25日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

3月30日頃に東シナ海艦載ヘリコプターの発着訓練と潜水艦捜索訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは東シナ海で艦載ヘリコプターの発着訓練と潜水艦捜索訓練を実施した]

4月初頭に南シナ海で洋上補給を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは南シナ海で洋上補給を行なった]

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4月4日にはマラッカ海峡を通過してインド洋へ入った後、ロシアの3隻の商船をエスコートしてマラッカ海峡へ入り、4月7日にはシンガポール海峡を通過して南シナ海へ入りました。

4月10日頃に南シナ海で対空戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフは南シナ海で対空戦闘訓練を実施した]

4月18日には南シナ海給油船「イジョラ」を航空攻撃から防衛する演習を行ないました。
『インテルファクス』極東ニュースより
2022年4月18日4時48分配信
【太平洋艦隊の大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」は演習中に東シナ海で仮想敵から海洋給油船を護った】

4月19日に対馬海峡を通過して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年4月20日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

4月23日にウラジオストクへ帰投しました。
『インテルファクス』極東ニュースより
2022年4月23日9時39分配信
【大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」はウラジオストクの駐留所へ戻ってきた】

2022年5月下旬にウラジオストクを出航し、オホーツク海及び太平洋で実施された太平洋艦隊の演習へ参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の太平洋演習(2022年6月上旬)]

6月23日にウラジオストクへ帰投しました。
[2022年6月上旬の太平洋演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はウラジオストクへ帰投した]

7月22日にピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはピョートル大帝湾で対潜戦闘訓練を実施した]

8月2日にはウラジオストク無人機の攻撃を受けたという想定下で対空防衛訓練を行ないました。
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