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ロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」、「ソヴェルシェーンヌイ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、指揮艦「マルシャル・クルイロフ」は2022年8月10日にウラジオストクから遠距離航海へ出発する

『Mil.Press FLOT』より
2022年8月9日8時30分配信
【太平洋艦隊の艦は遠距離航海へ向かう】

8月10日・水曜日、太平洋艦隊主要基地ウラジオストクから戦闘艦・支援船グループの出航が計画されている。
ロシア連邦国防省広報サービスが伝えたように、艦船支隊は遠距離航海へ向かう。


支隊の構成には、コルベット「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」、「ソヴェルシェーンヌイ」、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」、指揮艦「マルシャル・クルイロフ」、そして更に数隻の小型対潜艦、ロケット艇、基地掃海艦が含まれる。

「ソヴェルシェーンヌイ」「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」は、太平洋艦隊の為に『アムール造船工場』が建造したプロジェクト20380コルベットである。
プロジェクト20380コルベットの長さは100メートル以上、排水量2220トン。
それは距離4000海里までの航海を行なう事が出来る。
兵装-対艦ミサイル複合体「ウラン」、高射ミサイル複合体「リドゥート」、魚雷、有力な電波位置測定機器及び電波電子機器、100mm砲装置A-190、大口径機関砲、擲弾発射機。

「アドミラル・パンテレーエフ」プロジェクト1155(コード名「フレガート」)大型対潜艦である。
1992年5月から勤務に就いている。
満載排水量7480トン、長さ163メートル、29.5ノットの速力を発揮する。
兵装は高射ミサイル複合体「キンジャール」発射装置8基(ミサイル64基)、ロケット魚雷「ラストルブ」4連装発射装置2基、噴射推進爆撃装置RBU-6000、そして更にAK-100砲及びAK-630M砲



ロシア太平洋艦隊コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」(2017年7月20日就役)、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」(2020年12月25日就役)、大型対潜艦「アドミラル・パンテレーエフ」(1992年5月1日就役)、指揮艦「マルシャル・クルイロフ」(1990年2月23日就役)は、2022年1月末に始まったロシア海軍4艦隊(北方艦隊、太平洋艦隊、黒海艦隊、バルト艦隊)同時演習の一環として日本海オホーツク海で演習を行なう為、他の太平洋艦隊所属艦20隻以上と共に2021年2月1日にウラジオストクから出航しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の約20隻の艦船は日本海とオホーツク海で演習を行なう]

オホーツク海で演習を行なった後、3月中旬にウラジオストクへ帰投しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊艦船支隊はオホーツク海演習を終えた後に津軽海峡を通過してウラジオストクへ帰投した]
[ロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」はオホーツク海の演習を終えてウラジオストクへ帰投した]

2022年5月20日にウラジオストクを出航し、5月末~6月上旬までオホーツク海太平洋で演習を行なった後、6月23日に帰投しました。
[2022年6月上旬の太平洋演習へ参加したロシア海軍太平洋艦隊艦船部隊はウラジオストクへ帰投した]

「アドミラル・パンテレーエフ」ピョートル大帝湾で何度か演習を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の大型対潜艦アドミラル・パンテレーエフはウラジオストクで対空防衛訓練を実施した]

「ソヴェルシェーンヌイ」「マルシャル・クルイロフ」は7月31日の『ロシア海軍の日』ウラジオストクの祝賀行事へ参加しました。
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そして8月10日、この4隻の水上艦は、支援船小型対潜艦、ロケット艇と共にウラジオストクを出航し、遠距離航海へ向かいます。

具体的に何処へ向かうのかは明らかにされていませんが、小型対潜艦ロケット艇も同行するのならば、カムチャツカ半島沖(ベーリング海)あたりでしょうか。
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