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インドは空母ヴィクラマーディティヤに関する違約金の支払いを求めていない

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『ロシア通信社ノーボスチ』より
2013年3月28日12時13分配信
【ロシア連邦とインドは「ヴィクラマーディティヤ」遅延による違約金支払いを行なわない事を決めている】
ランカウイ(マレーシア)、3月28日-ロシア通信社ノーボスチ

インドは、蒸気ボイラーの問題故の航空母艦「ヴィクラマーディティヤ」引き渡し遅延の違約金支払いを要求しない。
この問題は円満に解決される。
「ロソボロネクスポルト(ロシア兵器輸出公社)」総取締役代理ヴィクトル・コマルディンは、航空ショー「LIMA-2013」において確認した。

以前、艦のインドへの納入の公式式典は2012年12月4日に予定されていた。
しかし、9月に、艦の次の段階の試験に関し、主要動力装置の蒸気ボイラーが最大出力を発揮できなかった事を含む幾つかの問題点が明らかにされた。
それ故に、引き渡し時期は2013年(「セヴマシュ」によると11月15日)に延期された。
インドはロシアへ違約金を科す可能性が生じたが、以前に報じられたように、そのような事は生じなかった。

「原則的には、インド側には(違約金請求の)権利が有ります。
ですが私共は、互いに受け入れが可能な解決法を見つけ、この問題は友好的な雰囲気により解決されます。
既に、私共は、それを見つけていると申し上げられます」

コマルディン氏は話した。

彼は、現在の状況は「何も酷い事は有りません」と指摘した。
彼は、フランスからインドへの潜水艦「スコルペネ」型の引き渡しの事例を挙げた。
その時期は定期的に遅れ、潜水艦の価格は上昇したが、その事による違約金は無かった。

インドは現在、ロシアの軍事技術協力分野における主要なパートナーの1つである。


[空母ヴィクラマーディティヤ(旧ブログ)]
[空母ヴィクラマーディティヤ]

昨年(2012年)10月、ロシアからインドへの空母「ヴィクラマーディティヤ」の引き渡し延期(2012年から2013年へ)に関し、インドはロシアへ違約金を請求するかもしれないと報じられました。
[インドは空母ヴィクラマーディティヤ納入遅延に関し、ロシアへ違約金を科すかもしれない]

その後、ロシア連邦国防省は、違約金請求の情報を公式に否定しました。
[インドは空母ヴィクラマーディティヤ引渡し延期の違約金を請求しない]


しかし、その後も、インドがロシアへ違約金を請求すると信じている人が多い為か、今回、改めてロシア兵器輸出公社から否定されたという事です。
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