ロシア海軍のプロジェクト03182R中型偵察艦の供給契約書が国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』で手交された
- カテゴリ:ロシア新世代水上艦

『タス通信』より
2022年8月16日20時38分配信
【ロシア連邦国防省はフォーラム『アルミヤ-2022』でプロジェクト03182R艦の供給契約を手渡した】
クビンカ、8月16日/タス通信
ロシア連邦国防省は、フォーラム『アルミヤ-2022』でプロジェクト03182R艦の供給契約を手渡した。
「プロジェクト03182R艦の製造と供給に関する国家契約が手交されました」
式典は火曜日に発表された。
ロシア連邦国防次官アレクセイ・クリヴォルチコは『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』総取締役アレクサンドル・フィリッポフへ文書を手渡した。
プロジェクト03182R科学研究船「レオニード・べクレネフ」と「ボリス・ボブコフ」は、2022年6月12日にロシア内陸部のゼレノドリスク市の『A.M.ゴーリキー記念ゼレノドリスク工場』で起工されました。
ただし、「科学研究船」というのは表向きで、実際には「中型偵察艦」のようです。
この2隻の中型偵察艦2隻を建造する契約は2021年8月25日に締結されています。
[タタールスタンのゼレノドリスク造船所はロシア海軍の為の中型偵察艦の建造契約を締結した]
プロジェクト03182は元々は小型海洋給油船であり、その1番船「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」は2021年5月29日に就役し、黒海艦隊へ編入されています。
[小型海洋給油船ヴィツェ・アドミラル・パロモフはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]


プロジェクト03182小型海洋給油船は、ウラジオストクの『東方造船所』で2隻、ニジニ・ノヴゴロドの造船工場『ヴォルガ』で2隻が建造されており、「ヴィツェ・アドミラル・パロモフ」は『ヴォルガ』で建造された1番船です。
プロジェクト03182R中型偵察艦は、03182小型海洋給油船の船体をベースにして偵察艦に改設計された艦のようです。
満載排水量は4000トン(03182給油船は3500トン)、全長100メートル(03182は78.8メートル)、幅16メートル(03182は15.4メートル)と、ベースの03182小型海洋給油船よりは大きくなっています。
2022年8月16日にも03182Rの供給契約が締結されたので、「レオニード・べクレネフ」と「ボリス・ボブコフ」の他にも何隻か建造されるようです。
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