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国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』で将来汎用揚陸艦が初めて発表された

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『タス通信』より
2022年8月17日14時34分配信
【ロシア将来揚陸艦の模型はフォーラム『アルミヤ-2022』で初めて示された】
愛国者公園/モスクワ州、8月16日/タス通信

『ネヴァ川計画設計局』(『統合造船業営団』へ加入)はフォーラム『アルミヤ-2022』の枠組みで初めて統合プラットフォームロシア将来汎用揚陸艦の模型を展示した。
『タス通信』特派員は水曜日に現地から伝えた。

将来汎用揚陸艦の模型は、『愛国者』会議-展示センター『統合造船業営団』デモンストレーションパビリオンに配置されている。
それによると、この艦はヘリコプター及び装甲輸送車の為の2階建ての内部格納庫、そして更に3隻までの「ズーブル」型エアクッション揚陸艇を輸送及び進水させる為の注水ドックを持っている。

飛行装置の離艦は汎用揚陸艦の最上甲板から行なわれ、模型から判断すると15機までのヘリコプターを同時に配置できる。

[プロジェクトについて]
2021年、『タス通信』は、汎用揚陸艦の排水量は約3万トンになるとの『ネヴァ川計画設計局』の談話を引用して伝えた。
艦の全長-220メートル、幅-42メートル、構造喫水線上の吃水-7メートル。
新たな汎用揚陸艦は24ノットの速力を発揮できる。

現在、ロシア海軍の利益の為にケルチ工場『ザリフ』で2020年に起工されたプロジェクト23900汎用揚陸艦「イワン・ロゴフ」及び「ミトロファン・モスカレンコ」の建造が進められている。
これらの汎用揚陸艦は、海上揚陸部隊を受け入れ、移送し、設備のある海岸及び無設備の海岸へ上陸させる為に意図されている。
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プロジェクト23900は、フランスから供給される筈だった汎用揚陸艦「ミストラル」型の代わりに受け入れる為、『ゼレノドリスク計画設計局』により開発された。
ロシアヘリコプター母艦は様々な用途の重ヘリコプターグループを搭載し、数百名から1000名の海軍歩兵隊員の輸送が可能である。
それは揚陸部隊の上陸を保障し、装甲車両を運ぶ艇の為のドック室を装備する。

国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』は、8月15日から21日までモスクワ郊外の『愛国者』展示センターで開催される。
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行事はロシア国防省が主催する。



ソ連/ロシアの一連の「航空母艦」揚陸艦の設計を手掛けてきた『ネヴァ川計画設計局』は、2021年1月18日の同社の創立90周年記念日に軽航空母艦「ヴァラーン」を公表しました。
[ネヴァ川計画設計局はプロジェクト"ヴァラーン"汎用海上艦(軽空母)を開発する]
[ロシアの新たな汎用海上複合体ヴァラーン]

「ヴァラーン」のベースは単一統合海上プラットフォームであり、これを基にして航空母艦ヘリコプター揚陸艦、病院船などを作る事が出来ます。
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[国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』で軽航空母艦ヴァラーンが発表された]
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この単一統合海上プラットフォームを基にした汎用ヘリコプター揚陸艦国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』で初めて発表されました。


なお、現在ロシア海軍向けに2隻が建造されているプロジェクト23900汎用揚陸ヘリコプター母艦「イワン・ロゴフ」型は、フランス「ミストラル」型をタイプシップにした『ゼレノドリスク設計局』の設計案が採用されたものです。
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