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国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』でロシア海軍の将来病院船が発表された

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『タス通信』より
2022年8月19日14時33分配信
【『ネヴァ川計画設計局』は現在の脅威へ対応する為のラインの艦を開発した】
愛国者公園/モスクワ州/、8月19日/タス通信

『ネヴァ川計画設計局』(『統合造船業営団』へ加入)はフォーラム『アルミヤ-2022』で、感染や災害に対応する為の単一統合プラットフォームに基づく将来艦のラインを発表した。
計画設計局副総取締役(造船・軍事技術協力担当)アレクセイ・ユフニン『タス通信』へ伝えた。

「『ネヴァ川計画設計局』は、コロナウイルス感染が始まった際、『統合造船業営団』首脳部の指示により様々な用途:自然災害或いは人為的災害の後に援助を与え、そして更に衛生検疫~大勢の感染者の輸送、医療援助及び隔離の為の2つの病院船の開発へ着手しました」
ユフニン
は話した。

彼は、現代的な病院船の建造がロシア連邦の新たな海洋ドクトリンで提示されている事を想い起こした。
加えて、海軍の海上行動における医療-衛生支援の為の病院船の需要は、その戦闘活動の上昇に関連して著しく増加している。
艦は、海域への出口を持つ世界のあらゆる地域で質の高い医療援助を提供する人道的活動の為に適したものになる。

ユフニンによると、設計中の船の貨物スペースには3000名まで収容できる標準的な移動病院を配置でき、更には艦の船倉あるいは沿岸へ5000名までを収容する固定式病院を迅速に配備できる。
このような艦は、飛行甲板へ2機までの多目的ヘリコプターMi-8を同時に受け入れる事ができ、機械化された昇降機及び上昇機構と共に、負傷者を水上病院へ出来る限り迅速に送り届ける事を保障する。

彼は、揚陸艦航空機搭載艦の設計を専門とする『ネヴァ川計画設計局』が自身の主導により、航空母艦汎用揚陸艦、輸送-病院プラットフォームを作成する問題へ取り組み、この作業は成功裏に結果が出ている事を指摘した。
計画設計局からの将来艦のラインのモデルは、フォーラム『アルミヤ-2022』『統合造船業営団』展示ブースで発表された。
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『ネヴァ川計画設計局』副総取締役は、汎用海上複合体の寸法により、ロシアの主要造船工場~バルト工場、北方造船所、セヴマシュ、造船複合体『ズヴェズダー』、ケルチ造船工場『ザリフ』において、提示された艦のラインの何れかの建造の展開が可能になる事を指摘した。



ソ連/ロシアの一連の「航空母艦」揚陸艦の設計を手掛けてきた『ネヴァ川計画設計局』は、2021年1月18日の同社の創立90周年記念日に軽航空母艦「ヴァラーン」を公表しました。
[ネヴァ川計画設計局はプロジェクト"ヴァラーン"汎用海上艦(軽空母)を開発する]
[ロシアの新たな汎用海上複合体ヴァラーン]

「ヴァラーン」のベースは単一統合海上プラットフォームであり、これを基にして航空母艦ヘリコプター揚陸艦、病院船などを作る事が出来ます。
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[国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』で軽航空母艦ヴァラーンが発表された]
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この単一統合海上プラットフォームを基にした汎用ヘリコプター揚陸艦は、国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』で初めて発表されました。
[国際軍事技術フォーラム『アルミヤ-2022』で将来汎用揚陸艦が初めて発表された]

この他、単一統合海上プラットフォームを基にした将来病院船(輸送-病院プラットフォーム)も発表されました。
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