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黒海の「抜き打ち演習」は終了した

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『イタル-タス』より
2013年3月30日14時45分配信
【南部ロシアの軍の突然の戦闘準備状態点検の活動段階は完了した】
モスクワ、3月30日/イタル-タス

本日(3月30日)、黒海艦隊の戦闘射撃艦は、ロシア南部における軍部隊の突然の戦闘準備状態点検の活動段階を完了した。
ロシア連邦国防相広報サービス・情報管理部は発表した。

大型揚陸艦は、フェオドシヤ付近のオプーク射爆場エリアの無防備の海岸へ海軍歩兵を成功裏に上陸させた。
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海洋航空隊襲撃航空機Su-24は揚陸作戦を空中から支援する任務を実行した。

上陸に先行して、複合実地演習が行なわれた。
揚陸支隊護衛艦は、仮想の敵艦との海上戦闘を行なった。
点検に参加した戦闘部隊の殆ど全ては、海上、空中、沿岸目標への砲射撃を実施し、連携機動の要素を改善し、艦船支隊は移動中に組織的な対空及び対潜防衛を仕上げた。
保障船は、使命の為、その機能をフルに発揮し、戦闘艦の行動と様々な段階における海上での部隊の展開及び行動を成功に導いた。

現在、軍と部隊は検証段階に参加しており、海上及び地上から、それぞれの常時展開場所へと行く。

3月31日、黒海艦隊の戦闘艦及び保障船は基地へ戻る予定である事をロシア連邦国防相広報サービス・情報管理部は明らかにした。

3月28日、ロシア連邦軍最高司令官ウラジーミル・プーチンは、突然に黒海エリアでの大規模演習の実施を命じた。
「本日(3月28日)午前4時、国防相へ封印された封筒がもたらされ、それを開封して彼は然るべき指示を受けました」
国家元首の報道秘書官ドミトリー・ペシュコフは発表した。


2013年3月28日、ロシア連邦大統領ウラジーミル・プーチンの突然の命令により、黒海艦隊を含むロシア南方軍管区の大規模演習が開始されました。
[プーチン大統領は黒海での「抜き打ち演習」を命じた]

演習には、黒海艦隊大型揚陸艦4隻を中核とする部隊と、更には、ノヴォロシースクを訪れていたバルト艦隊大型揚陸艦2隻などが参加しました。
[バルト艦隊の大型揚陸艦は「抜き打ち演習」に参加した]

今回の記事でも登場していますが、ロシア海軍の上陸演習では、必ず「無防備の海岸への上陸」という表現が使われています。
これは「上陸予定場所に居る敵部隊を事前の攻撃で制圧し、無力化して『無防備にする』」という意味です。
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