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新型海洋曳船カピタン・ナイデンはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された

2022年8月31日、プロジェクト23470海洋曳船の3番船「カピタン・ナイデン」はロシア連邦海軍へ就役しました。

『Mil.Press FLOT』(フロートコム)より
2022年9月1日8時55分配信
【黒海艦隊へ新たなプロジェクト23470海洋曳船が補充された】

黒海艦隊主要基地~セヴァストーポリでは、新たなプロジェクト23470海洋曳船「カピタン・ナイデン」が補助艦隊の支援船支隊へ受け入れられた。
8月31日・水曜日、ロシア連邦国防省広報サービスは発表した。


南方軍管区及び黒海艦隊司令部、製造工場の代表、曳船の乗組員、黒海艦隊の退役将兵、他が参加するアンドレイ旗掲揚が始まる前、それは清められた。

艦隊へ含まれた後、船の乗組員には海上出航の準備状態の点検が待っており、その後、曳船は計画戦闘訓練任務を遂行する。

海洋曳船「カピタン・ナイデン」プロジェクト23470の3番船である。
国家試験は8月21日に完了した。

曳船は、氷上及び澄んだ水上での船、浮揚物体及び建造物の海上曳航、港湾海域での艦船の先導、海上での護衛作戦実施の為に意図されている。
船上に在る特殊機器のお陰により、水上物体の様々な種類の火災を消火する為の操作を実行できる。

曳船の長さは69.75メートル、幅15メートル、満載排水量3401トン。



プロジェクト23470海洋曳船の3番船「カピタン・ナイデン」は、2016年11月9日にロシア内陸部『ヤロスラヴリ造船工場』で起工され、2019年11月28日に進水しました。
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2021年12月下旬にヤロスラヴリから内陸水路経由でセヴァストーポリへ回航され、最終艤装が行なわれました。
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2022年2月18日から黒海で洋上試験を開始しました。
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洋上試験は8月21日に完了しました。
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そして2022年8月31日にセヴァストーポリ聖アンドレイ旗初掲揚式典(就役式典)が開催され、正式にロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入されました。



プロジェクト23470海洋曳船は、現在までに『ヤロスラヴリ造船工場』で5隻が起工され、3隻が就役しています。
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1番船「セルゲイ・バルク」は、2014年10月30日に起工され、2016年12月27日に進水、2020年2月21日に就役し、黒海艦隊へ編入されました。
[新型海洋曳船セルゲイ・バルクはロシア海軍へ就役し、黒海艦隊へ編入された]
2022年1月下旬から地中海に滞在しています。
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2番船「アンドレイ・ステパノフ」は2015年7月23日に起工され、2017年6月29日に進水し、2020年10月末に就役し、太平洋艦隊へ編入されました。
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[新型曳船アンドレイ・ステパノフはペトロパヴロフスク・カムチャツキーでロシア海軍への就役の為の準備を進めている]


4番船「カピタン・セルゲーエフ」は2021年5月14日に進水し、現在艤装中です。
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5番船「カピタン・ウシャコーフ」は2022年6月14日に進水しました。
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