ロシア海軍の最新潜水艦ウファとクロンシュタットはバルト海で潜航試験を行なう
- カテゴリ:ロシア海軍バルト艦隊(2020年-)


『タス通信』より
2022年9月7日0時32分配信
【潜水艦「ウファ」と「クロンシュタット」は試験の枠組みでバルト海での潜航へ取り組む】
カリーニングラード、9月6日/タス通信
最新ディーゼルエレクトリック潜水艦「ウファ」と「クロンシュタット」は、工場航行試験の次の段階の枠組みにおいてバルト海で深海潜航へ取り組む。
火曜日にバルト艦隊広報サービスは発表した。
艦隊の部隊は、この任務を遂行する潜水艦の乗組員を支援する。
「バルト艦隊の戦闘艦と救助船SS-750は、艦隊の海上射爆場で、ディーゼルエレクトリック潜水艦ウファとクロンシュタットの工場航行試験の枠組みにおける深度100メートルまでの潜航を支援します」
声明では、こう述べられた。
潜航中、潜水艦の乗組員と業界の代表は、潜水艦の全てのシステムとメカニズムの動作を点検し、深海での艦の制御の行動手順と様々な水上への浮上方法へ取り組む。
9月1日、バルト艦隊の海上射爆場で、潜水艦の乗組員が業界の代表と共に海上で艦のシステムとメカニズムの動作性能を点検し、魚雷ロケット兵器をテストし、そして更に電気推進システム、水中音響複合体(ソナー)の有効性、作業深度での技術的手段及び装置の点検を行なう事が伝えられた。
バルト艦隊の艦と支援船、そして更に海上航空隊は、これらと他の段階の試験へ関わっている。
プロジェクト636.3潜水艦「ウファ」は第3世代ディーゼルエレクトリック潜水艦に属しており、その代表は世界で最も静かな潜水艦の1つと見なされている。
それは20ノットまでの水中速力を発揮し、約300メートルまで潜航でき、自立航行期間は45日間に達する。
このような潜水艦の乗組員は52名で構成され、その水中排水量は約4000トンである。
プロジェクト636.3潜水艦は有翼ミサイル「カリブル-PL」の搭載艦である。
プロジェクト677「ラーダ」潜水艦「クロンシュタット」は、第4世代非核潜水艦に属している。
それは最も現代的かつ先進的な国内製非核潜水艦と認められている。
これは戦闘有効性と戦術-技術的特性に適用される。
潜水艦は、敵の潜水艦、水上艦船の破壊、海軍基地、海岸と海上交通線の防護、偵察の為に意図されている。
ロシア太平洋艦隊向けのプロジェクト06363潜水艦の4番艦(黒海艦隊向けを含めた06363潜水艦全体では通算10番艦)B-588「ウファ」は、サンクトペテルブルクの『アドミラルティ造船所』で2019年11月1日に起工されました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為のプロジェクト06363潜水艦マガダンとウファはサンクトペテルブルクで起工された]
2022年3月31日に進水しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはサンクトペテルブルクで進水した]
2022年6月25日から洋上試験(工場航行試験)を行なっています。
[ロシア海軍太平洋艦隊の為の第4のプロジェクト06363潜水艦ウファはバルト海で洋上試験を行なっている]
ロシア海軍への引き渡しは2022年末に予定されています。
ロシア海軍の第4世代通常動力潜水艦プロジェクト677「ラーダ」の2番艦B-586「クロンシュタット」は、サンクトペテルブルクの『アドミラルティ造船所』で2005年7月28日に起工されましたが、2009年に一旦工事は凍結され、2013年夏以降に工事が再開されました。
[ラーダ級潜水艦クロンシュタットは再建造される]
2018年9月20日に進水しました。
[ロシア海軍の為の第2のラーダ級潜水艦クロンシュタットは進水した]
2021年12月17日から洋上試験(工場航行試験)を行なっています。
[ロシア海軍の第2のラーダ級潜水艦クロンシュタットは工場航行試験の最終段階を開始した]
ロシア海軍への引き渡しは2022年末に予定されています。
2隻の潜水艦の洋上試験はバルト海(フィンランド湾)で行なわれており、バルト艦隊の艦船と航空機が試験の支援任務に従事しています。
[ロシア海軍バルト艦隊は最新潜水艦ウファとクロンシュタットの洋上試験をサポートする]
今後は潜航試験が行なわれます。
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