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戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加したロシア海軍と中国海軍の艦は合同パトロールを実施するかもしれない

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『Korabel.Ru』より
2022年9月6日6時17分配信
【ロシアと中国の艦は2度目の合同パトロールを実施するかもしれない】

ロシア海軍中国海軍の艦は、演習『ヴォストーク-2022』の後、2度目の合同パトロールを実施するかもしれない。

新聞『グローバル・タイムス』中国軍事専門家の談話を引用して報じた。

演習『ヴォストーク-2022』終了後、2度目の合同海軍パトロールが実施されるかもしれない。
軍事専門家宋忠平は同紙へ伝えた。
彼は、現在、中華人民共和国ロシア連邦が特に軍事分野での全面的な協力を強化する事は、地域の平和と安定の維持を助力する上で非常に重要である事を強調した。
アナリストは、北京モスクワ間の軍事協力は第三者を対象としていない事を指摘した。

軍事専門家張学峰は、国際法規が許容する限り、中国ロシアは合同戦略パトロールを行なう事が出来ると同紙へ伝えた。
彼によると、中華人民共和国ロシア連邦が2度目の合同海軍パトロールを実施した場合、西側メディアは再び「この問題を膨らませる」事を始めるだろう。
張学峰は、中国は西側からの圧力には反応せず、自身の裁量であらゆる国と定期的な軍事交流及び作戦を行なう事を指摘した。



ロシア連邦軍東方軍管区戦略指揮参謀演習『ヴォストーク-2022』は、2022年9月1日から7日まで極東で実施され、太平洋艦隊中国海軍も参加しました。
[ロシア海軍太平洋艦隊と中国海軍は2022年9月1日~7日に極東で実施されるロシア連邦軍戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加する]
[2022年9月1日~7日に実施されるロシア連邦軍戦略演習『ヴォストーク-2022』においてロシア海軍太平洋艦隊と中国海軍の艦船は日本海北部と中部で行動する]

『ヴォストーク-2022』へ参加する中国海軍の艦は、8月29日に対馬海峡を通過して日本海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年8月30日発表
【中国海軍艦艇の動向について】

中国海軍の参加艦は、この3隻です。

055型駆逐艦「南昌」
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054A型フリゲート「塩城」
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903型総合補給艦「東平湖」

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ロシア太平洋艦隊からは、以下の艦を含む50隻以上が参加します。

指揮艦「マルシャル・クルイロフ」(331)
フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」(543)
コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」(333)、「グロームキー」(335)、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」(339)、「グレミャーシチー」(337)
大型揚陸艦「オスリャービャ」(066)、「ペレスヴェート」(077)、「ニコライ・ヴィルコフ」(081)
小型対潜艦「ソヴィエツカヤ・ガヴァニ」(350)、「コレーエツ」(390)、他4隻
基地掃海艦BT-100(565)、BT-215(593)、BT-325(586)
ロケット艇R-11(940)、R-14(924)、R-18(937)、R-19(978)、R-20(921)、R-24(946)
プロジェクト949A原子力水中巡洋艦
プロジェクト877/06363ディーゼル潜水艦

[戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊と中国海軍の艦船は日本海とオホーツク海へ展開する]

9月2日、ウラジオストクを出航したロシア太平洋艦隊艦船部隊は、中国海軍艦船部隊日本海北部で合流しました。
[戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加するロシア海軍太平洋艦隊と中国海軍の艦船は日本海北部で合流した]

9月2日午後、ロシア太平洋艦隊艦船部隊小型対潜艦2隻、ロケット艇4隻、基地掃海艦2隻は日本海で対空ミサイル及び砲の実弾射撃を行ないました。
[戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加しているロシア海軍太平洋艦隊の小型対潜艦2隻、ロケット艇4隻、掃海艦2隻は日本海で対空目標への実弾射撃訓練を実施した]

同日、太平洋艦隊海上航空隊対潜哨戒機Il-38N×2機とIl-38×2機(沿海地方ニコラエフカ飛行場に駐留)は日本海機雷敷設訓練を行ないました。
[戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加しているロシア海軍太平洋艦隊の対潜哨戒機Il-38NとIl-38は日本海で機雷敷設訓練を実施した]

同日、日本海北部で合流したロシア太平洋艦隊艦船部隊中国海軍艦船部隊は対潜戦闘訓練を行ないました。
[戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加しているロシア海軍と中国海軍の合同艦船部隊は日本海北部で対潜戦闘訓練を実施した]

指揮艦「マルシャル・クルイロフ」コルベット「グレミャーシチー」は9月2日に宗谷海峡を東進してオホーツク海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年9月3日発表
【ロシア海軍艦艇の動向について】

翌9月3日、ロシア太平洋艦隊艦船部隊中国海軍艦船部隊日本海北部で対水上砲撃訓練を行ないました。
[戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加しているロシア海軍と中国海軍の合同艦船部隊は日本海北部で砲撃戦訓練を実施した]

同日、オホーツク海に展開する4隻の小型対潜艦は、遠距離対潜哨戒機Tu-142M3(カーメニ・ルチェイ飛行場に駐留)と共に対潜戦闘訓練を行ないました。
[戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加しているロシア海軍太平洋艦隊の小型対潜艦4隻はオホーツク海で対潜戦闘訓練を実施した]

9月4日、ロシア太平洋艦隊艦船部隊中国海軍艦船部隊日本海中央部で対潜戦闘訓練を行ないました。
[戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加しているロシア海軍と中国海軍の合同艦船部隊は日本海中央部で対潜戦闘訓練を実施した]

同日、ロシア太平洋艦隊ロケット艇4隻(R-11、R-14、R-18、R-19)日本海超音速対艦ミサイル「モスキート」を発射しました。
[戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加しているロシア海軍太平洋艦隊のロケット艇4隻は超音速対艦ミサイル「モスキート」を発射した]

コルベット「ソヴェルシェーンヌイ」、「グロームキー」、「ロシア連邦英雄アルダル・ツィジェンジャポフ」中国海軍の3隻は9月4日に宗谷海峡を東進してオホーツク海へ入りました。
『日本国防衛省・統合幕僚監部公式サイト』より
2022年9月4日発表
【ロシア及び中国海軍艦艇の動向について】

9月4日、3機の遠距離対潜哨戒機Tu-142M3(ハバロフスク地方カーメニ・ルチェイ飛行場に駐留)は非武装支援船に偽装して巡航ミサイルを搭載した敵艦を攻撃するという想定で対艦爆撃訓練を行ないました。
[ロシア海軍太平洋艦隊の遠距離対潜哨戒機Tu-142は演習『ヴォストーク-2022』で擬装船への爆撃訓練を実施した]

9月5日、オホーツク海へ入ったロシア太平洋艦隊艦船部隊中国海軍艦船部隊は対空戦闘訓練と機雷掃射訓練を行ないました。
[戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加しているロシア海軍と中国海軍の合同艦船部隊はオホーツク海で対空戦闘訓練と機雷掃射訓練を実施した]

一方、フリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」日本海(ピョートル大帝湾)で対潜戦闘訓練、機雷掃討訓練、対艦砲撃訓練、対空戦闘訓練、対水中破壊工作防衛訓練を行ないました。
[戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加しているロシア海軍太平洋艦隊のフリゲート「マルシャル・シャーポシニコフ」はピョートル大帝湾で実弾射撃訓練を実施した]

9月6日、オホーツク海に居るコルベット「グレミャーシチー」は、距離300キロメートル以上の海上標的船へ巡航ミサイル「カリブル」(対艦型3M54)を発射しました。
[戦略演習『ヴォストーク-2022』へ参加しているロシア海軍太平洋艦隊のコルベット「グレミャーシチー」はオホーツク海で巡航ミサイル「カリブル」を発射した]
ミサイルは目標までの飛行経路で「自然の障害物を迂回した」との事ですから、おそらくは千島列島の島の何れかを間に挟んで発射し、ミサイルは島の上空を低高度で飛行して(この時に山などを迂回した)目標へ命中したのでしょう。
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(戦略演習『ヴォストーク-2022』国後島択捉島でも実施されている)

同日、千島列島中部の松輪島に駐留する太平洋艦隊地対艦ミサイル「バスチオン」部隊(2021年12月初頭に配備)は超音速対艦ミサイル「オーニクス」を発射しました。
[クリル諸島(千島列島)のマトゥア島(松輪島)に駐留するロシア海軍太平洋艦隊の地対艦ミサイル「バスチオン」部隊は戦略演習『ヴォストーク-2022』で超音速対艦ミサイルを発射した]


戦略演習『ヴォストーク-2022』は9月7日に終わりましたが、中国の複数の軍事専門家は、この後にロシア海軍中国海軍の合同パトロールが行なわれるのではないかと見ています。


ロシア海軍中国海軍の合同パトロールは、2021年10月中旬の合同演習『海洋協同-2021』が終わった後にも西太平洋で実施されています。

[ロシア海軍と中国海軍の合同演習『海洋協同-2021』(2021年10月14日~17日)]
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